鼻息が手にしみる 盲導犬と暮らし、盲導犬と語る(20)
私と一緒に暮す盲導犬シールは、いつもだいたい夜の9時が就寝時間です。そのころになると床にペッタリ伏せて眠そうにしているので、二階の部屋にあるシールのベッドに連れて行きます。
私も同じ部屋に寝るので、シールのベッドのすぐとなりにふとんを敷きます。
そんな時、以前はシールがふとんの上に寝転がって「マッサージして」とよくねだって来たのですが、最近は日中にスプーンケアで気の流れを整えることが多くなったせいか、素直にベッドのところで丸くなります。
私はシールにおやすみを言ってから1階に