Xデザイン学校2023 ベーシックコース#10「発表と講評」
はじめに
このnoteは、Xデザイン学校2023 ベーシックコースを受講し、その中で得た自分の学びや気づきをリフレクションすることを目的としている。
今回は
2024.02.10(Sat) 第10回「発表と講評」そして今までの振り返り
いざ発表の日
早いものでもう最終回。いよいよ発表の日。
前回の講義まではアイデアもほぼ固まっており、プレゼン資料も少しずつ進めていたので、正直なところ変な余裕というか、今思えば嵐の前の静けさがあった。それが案の定、前回の講義で猛烈なダメ出しをいただき、ここ1か月で大幅な立て直しが必要になっていた。
立て直しの期間は毎晩考え続けてしんどくもあったが、不思議なものでその1か月間があったことで今まで学んだことの理解がぐっと深まったような気がする。
今回考えたアイデアは挑んだ社会問題が壮大すぎて、ビジネスアイデアとしての提案に仕立て上げることはできなかった。この点が自分の中で大きな反省点というか悔いが残る結果となってしまった。もし次に同じような機会があれば、ちゃんとプラットフォームビジネスとして、マネタイズを考えられるようなアイデアを提案したい。
ジェネラリストへの転換期
発表後の講義の中だったか、浅野先生が「40から43歳くらいまではスペシャリストからジェネラリストへの転換が求められる節目の時期である」というお話をされていた。残念ながら私は何かに特化しているスペシャリストではない。わりとどんなことでも70点くらいでこなせるジェネラリストだと思っており、今まではずっとそれを引け目に感じていた。しかし、そのお話を聞いて「お?これは自分にもチャンスあるかも!」と思った。自分もいつまでもへらへらしてないでそろそろ管理職を意識していかないといけない年齢なのだ。この転換期が自分の今後の人生を大きく変えるかもしれない。
Xデザイン学校で学んだこと
Xデザイン学校では本当に多くのことを学んだ。私もご多分に漏れず「UXを学びたい」と思って入学してきたタチだが、それ以上に得られたものは非常に多かった。語彙力がなさすぎてうまく言語化することができないが、簡単に言うと、自分の中でビジネスの捉え方が変わったように思う。これは自分としてはとてもありがたい反面、日に日に自社の人間と話すプロトコルが合わなくなっている感覚が強くなっていった。「リサーチをもとにビジネスモデルを決めてからデザイン思考でアイデアを考えないとダメですよ」と指摘しても「デザイン思考でアイデア考えてからそのマネタイズとかビジネスモデル考えるんでしょ」と言われてしまう。
この解としては1つしかない。転職だ。
先生が前半の講義で「会社はあなたに変えてほしいなんて思ってない」とおっしゃっていた。私も会社を変えたいなんて思っていない。自分が変わってしまったからそれにふさわしい環境に身を置くということが正しい選択だろう。今年こそは転職!絶対決める!
1年間の自分を振り返って
まず、1年間やりきった自分をほめてあげたい。
私は非デザイン領域の業務に従事し、専門的な知識もなく入ってきたので「がむしゃらにやりきる、やりきった先にきっと何か見えるものがある」と信じて1年間突っ走ってきた。
講義の後は必ずその日中にnoteを書いてきたし、1人でもワークを進める手を止めた月はなかった。最初に決めたチームビジョンを定期的に振り返り、ここで妥協したら私たちのビジョンに反するのではないか?と自問自答し続けてきた。
やりきったおかげで、確実に去年の自分と比べると成長できていると思う。
先生のお話をお借りすると、この1年間で毎日小さな小石を積み続けてきた。それが1年間積み重なって小さな山となり、その山に登って振り返ってみると見える世界が変わっているように感じる。
…とまぁここまでポジティブに振り返ってみたが、実際は自分の至らない点が多々目についた1年間でもあった。好きなだけ発散して収束できない、具体のまま捉えがちで抽象化が苦手、シナリオをナラティブに描けない…など、挙げだしたらきりがない。
それでもここまで進めてこられたのは間違いなくチームメンバーがいたからだ。いつも私の発散に付き合って話を収束してくれた方、短納期で動画をあそこまで仕上げてくれた方、最後に素敵なロゴを作成してくれた方、辛い時を分かち合えた皆さんがいたから最後まで走り切ることができました。心理的安全性の高いチームで、前向きに多くの議論を重ねることができたと思います。本当にありがとうございました!
おわりに
浅野先生、チューターの奥山さん、1年間大変お世話になりました。
また、課題を提供してくださったクライアント企業の皆さま、リアルオフィスアワーで交流を持てたことがきっかけで直前にプレゼン練習会を開いてくれたFチームのみなさん、色々な方にお礼をお伝えしたいです。
そして何より1年間支えてくれた家族にも感謝を伝えたい。
同年齢の子供を育てる他チームの方のnoteを読んでいて、Xデザイン学校に参加することで子供に寂しい思いをさせてしまい悩んだことなど、共感しかなかった。寂しい思いや大変な思いをしてでも笑顔で送り出してくれた家族の想いに報いたい。心からそう思う。
今後も何かしらの形でXデザイン学校に関わり続けることができますように。1年間本当にありがとうございました!!