【東洋医学#2】心身一如の考え方
こんばんは、ゆりです。
今日は、東洋医学のベースでもある
心身一如の考え方についてまとめます。
現在、医療がこれだけ発展してきているにも関わらず心身の不調を訴える人が徐々に増えてきているように思います。
今後、メンタルヘルスの市場は2030年までの予測期間中に3.7%と成長すると予測されており、
日本国内外関係なく”量より質”を求められるこの時代に、さらにストレスを抱える人は増え続けるのでは無いかと私自身も感じています。
この心身一如という言葉は、身体と心を切り離して考えるのではなく病気の原因には心も関係しているんだよという考え方。
私もまとめながら、自分の不調について振り返ってみようと思いますし、
そして読んでくださる方に、プラスの情報が届けば嬉しいです。
心とからだはひとつ
「心身一如」とは冒頭でもお伝えしたように、心とからだはひとつという考え方。
病気の原因には心の問題が関係しており、感情のバランスが崩れると各臓器の働きに悪影響を及ぼすと考えられています。
例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発率は約70%。原因の多くが”ストレス”とされ、ストレスが減らない限り潰瘍は再発してしまうのです。
私自身、過敏性大腸炎をよく頻発していたのですが
「ストレスのない生活を送ってくださいね」
と、クリニックに通ってはただ整腸剤と胃薬を飲むという対症療法で過ごしていた時期がありました。
良くなっては、また繰り返す。
その時の私は、自分の心には全く目を向けてなかったので本質的な改善ができなかったんだろうと思います。
キーワードは「気」
東洋医学と、西洋医学の大きな違いといえば「気」という概念の扱いかもしれません。
「気」というと、皆さんはどんなことを想像されますか?
私は正直、あんまり良い印象は持てませんでした。
どちらかというと、胡散臭いという感情が強かったです。
「気って見えないし、良いように言いくるめられて高いもの買わされるじゃないか?」とか勝手に妄想していました。
私の言いたいことが伝わってると嬉しいですが、とにかく怪しいイメージだったんですね。
しかし、東洋医学における「気」は中心的な概念。
不思議な世界観と言っておきながらも、
「気力がない」
「元気が出る」
など、私たちは普段の生活で「気」を使った表現をしています。
「気」とは、何かと考えるまでもなく私たち人間にとって重要なエネルギーとして無意識に理解していたのかもしれません。
生命活動としての気
東洋医学では、
呼吸や心臓などの臓器を働き、
血流の流れ、体温や汗の調節、
身体の機能活動は精神活動などは、
すべて「気」によって行われていると考えられています。
そして、人体の気には「先天的な気」と「後天的な気」から生まれるとされています。
※これらを合わせて精と呼びます。
「先天的な気」は、両親から授かった生命の根本的なエネルギーのこと。
「後天的な気」は、呼吸や食事から作られる生命の活動的なエネルギーのこと。
そして、後天的なエネルギーは
「腎気(腎がつくる気)」
「宗気(呼吸から生まれる気)」
「水穀の気(消化過程で生まれる気)」から構成されています。
これら気の働きは主に2つ。
①衛気・・・体の外側を覆って外邪から体を守る
②営気・・・全身に栄養を与え活動させる
振り返ってみると、日本人は精のつく食べ物を習慣として取り入れておりそれらをエネルギーの源にしていたのですね。
さいごに
最後に個人的な体験なのですが、
私は「この人といるの嫌だな〜」という感情を無視し続けていると、胃が痛くなります。
東洋医学の思想を知ってから、胃が痛むのは心の悲鳴だったんだと気づきました。
最初は、「大丈夫、大丈夫」とやり過ごせるけどある日をさかいに身体が無理になります。
今は、「おや、ちょっとこの人といる時間心地よくないな」と思ったら早め早めに対処しています。
心のサイン、身体に出ている時には時すでに遅しかもしれません。
ぜひ、皆さんもご自身の心を労ってあげてくださいね〜。
では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
おやすみなさい。
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