AI菅田将暉に写る謎の男
これは2022年 AIの進化と共に記録された内容と2023年の今の話です。
まずはこちらをご覧ください。
AIの進歩で有名人の画像がこんなにも高精度で出力されてしまうんです。恐ろしい時代になりました。
え?誰のAI画像かって?
菅田将暉さんです。
当時、AIによる画像生成が大流行していました。stable diffusionによってAIグラビア、AI絵師など様々な単語が産まれた年でもありましたね。
私はその時、お絵描きばりぐっどくんというソフトでAI画像を作成していました。
コーデや有名人を出力して、AIの出来に感心する日々。
そこでふと、私の激推し俳優「菅田将暉」さんのカッコいい姿が見たくなったのです。
菅田将暉さんはAIに頼らなくても、ありのままでカッコいい存在です。しかし、その時の私は最強にカッコいいシチュの菅田将暉を欲していました。
1分もしないうちに
\シュポ/
と希望を運ぶ音が聞こえました。
どれどれ とスマホの画像を覗くと
誰?????
そこには胡散臭いメガネのおじさんがいました。
私は落胆しました。AIが進歩を遂げたとしても、菅田将暉さんのカッコ良さを表現出来ない事実に。
ただ、
たまたまかも知れない
そう思い、別のシチュエーションで作成する事になりました。
菅田将暉さんの髪型は撮影のたび変わるものです。そこでモヒカンになるという事はそうそう無いでしょう。そこにメガネを合わせるアクセント。
我ながらすごい発想力だと感心していました。
\シュポ/
画像が生成されました。先程と同じくスマホを覗き込みます。
先程の男性がイメチェンしていました。
その後、この菅田将暉はありとあらゆる場面で出現しました。
転生しても、パワハラ上司であっても、マッドマックスの世界へ行っても、3回見たら死ぬ絵になっても、菅田将暉ではなくあのおっさんがいました。
ズッコケました。それと同時に
菅田将暉の作成 < AI菅田将暉の男性
に興味がシフトしていきました。
AI菅田将暉通称ニセ将暉。
それ以降、私の毎日はニセ将暉を生み出す事だけを生きがいとしていました。
私の心には、このニセ将暉とのありもしない思い出で溢れていました。
この男のことを周りの人にも知ってもらいたい。
そう思っていると、記事投稿大会「オモコロ杯」の存在に気づきました。
この大会を機にニセ将暉を布教してやろう。
しかし、AI作品に関する牽制文言に気づき断念しました。
そもそも菅田将暉さんへの肖像権やパブリシティ権はどうなんだという事もあります。
また
あのニセ将暉はもう出力されなくなっていました。
もうダメだ。
この場をお借りして表彰台にすら立てなかったニセ将暉、現代にはもう現れないニセ将暉を追悼します。
アーメン
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