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詩「降臨譚」、戦艦武蔵

2030年。南沙諸島で局地海上戦が勃発。海上自衛隊は、某国海軍と交戦状態に陥った。

某国海軍は正規空母を3隻保有。海上自衛隊は軽空母「いずも」「かが」のみ。

最新鋭戦闘機、F-35にて果敢に応戦する。某国海軍は第5世代戦闘機多数で襲撃。

海上自衛隊はピンチに陥る。劣勢である。空母いずもが、敵戦闘機の対艦ミサイルの射程内に入った、その時。

突如、光の輪が付近に発生。周りの海面が輝いている。空間が裂け割れ、異次元から謎の艦が出現した。

先の太平洋戦争の、あの形は「戦艦武蔵」。光り輝いている。白い煙の中を滑るように海面を走る。

神の国から、戦艦武蔵が蘇ったのだ。光輝きながらそれは攻撃を開始した。

某国海軍に向け主砲を発射。それはレーザービームのようであった。

遥か彼方離れた、某国海軍の空母部隊に直撃。海面が割れるような勢いで、そのビームは艦を貫いた。

それは、神の雷のようであった。そして途端に、付近は静かになる。そしてまた雷鳴のような響きの中、光が発生する。

立ちのぼる煙の中、戦艦武蔵は、光の輪の中へ消えていった。海上自衛隊の隊員たちは、呆然としてそれを見守っていた。

以後、これは伝説となった。過去の記憶でも度々その例は目撃されている。いにしえの謎の軍艦が出現し、付近の艦を救ったという話が残っている..….。



#詩
#戦艦武蔵
#海上自衛隊


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