半か丁か、ただの偶然が貴方を救う
暑さも寒さも彼岸まで。
そうは言ってもこれから来る冬に向けて寒さを凌ぐ準備が必要になってくる頃。
四季は季節ごとに人の様々な感情を征服し、より叙情的に自らの心を抉り出す。そして季節の移ろいやすい時期にあってまそれはより色濃く現れてくる。
そんな時に限り、
たまには希望を抱いて運命をぐるっと変えてやろうではないかという気力がたまに湧いてくる。
しかし何とも希望という言葉の持つ曖昧で不確かな意味よ。
夢も博打。というかそもそも人生自体も博打である。選択によっては無数の解答があるのが世の中。だが幸せになれるかそうでないかということに絞りきれば半か丁かの2択だと言うこともできる。しかししっかりと責任に追われるのが大人の醍醐味。当然何に対しても後悔はついてくる。
だからもし良いことがあったら素直に受け取り、偶然手に入ったものとして寵愛してあげて欲しい。そしてそこに至るまで施しをしてくれた環境と人に感謝して欲しい。
お金は返ってこないが、人は時にそれ以上の価値を見せてくれることもある。
また時として偶然はあの時の希望を思い出させてくれるのだ。