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わたし、こんな人 vol.2 店長!海外!

夢は店長!海外にお店を出すこと!

当時販売員の私にはライバル海ちゃんがいました。
同い年、おしゃれでかっこいい、ファンもたくさんいる。
負けず嫌いの私は毎日個人売上表とにらめっこ。
休憩を惜しんでまでも無我夢中で売りまくりました。
ライバルの海ちゃんに勝つためにはどうすればいいのかを
毎日毎日考えて自分なりに出した答えが…

「自分の顧客・ファンを作ること」でした。

当時はデジタル化もあまり進んでおらず紙で顧客情報を管理していました。
(今では考えられないですね。)
顧客管理シートに似顔絵と名前を書いて、その時話したことを出来るだけ詳しく書く。
必死にお客様のことを知ろうとしました。
結果的にたくさんの顧客様ができて、店舗の売り上げにも貢献することができました。

そんなある日、仕事にも慣れ、ライバルにも順調に勝ち越すことができ、安定の毎日を送る中、私はものすごく調子に乗っていました。

自分の顧客さんだから、他のスタッフが接客していると
「わたしの顧客様に売ろうとしている!私が作った顧客様なのに。」と
思うようになりました。
横取りするような形で顧客様に割って入る行為をして調子に乗っていた私に、店長から衝撃的なことを言われました。

「eco、あなたが一生懸命構築してきた顧客様との関係は認めるよ。
でも、あなただけの顧客様じゃない。お店の、ブランドの、会社の顧客様だから。」

青天のへきれきでした。

私は自分だけしか見えていませんでした。

チームワークで他のスタッフを巻き込んで自分の顧客様をお店全体の顧客様にすることによってブランドのファン、会社のファンになってくれる可能性を自らつぶしていました。

仕事が楽しくて、CAではなくいつしか店長になりたい!と思っていた矢先のこの一言に目が覚めたのです。

その日を境に、自分が考えるステージは良い意味で変わったのかなとポジティブにとらえるようになりました。
店長を目指すのであれば、ブランド、会社の利益を考えないといけない事
その先の、会社として社会にどのように貢献できるのかを常に考えなければならない事。

自分のブランドが大好きだったから、絶対に海外にお店を出して海外で生活したいなという秘かな夢を大切にすること。

たくさんのことを学びました。

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