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タイプライター

小学生の頃、ウチにタイプライターが来た。
なぜアルファベットとカナしか打てないタイプライター(まぁタイプライターはそういうものだけど)がウチに来たのか、今もって分からないのだけど、、、

小学生にとってはとても面白しいオモチャになった。リボンも2回くらい変えたような記憶がある。変える前に手動でクルクルと巻き戻しをしたりね。アナログな経験だな。

アルファベットが打てるにしても、当時は英語を習っている訳でもないので、ローマ字をガチャガチャ打つだけ。
カナが打てるからといっても、カナ文字だけの文章は小学生にとっても読みづらく実用性無いなーな感じで、本当にオモチャだった。
裏が白い広告を探して、B5くらいのサイズに切って、タイプライターに挟んで、国語の教科書の内容やウルトラマンタロウの歌詞パチパチ打ったりね。

オモチャとして半年くらい夢中で遊んで、タイプライターはそれでおしまいだったけど、これは後々思わぬ結果となった。

それは、コンピュータ/パソコンの道に進んだ際に、このタイプライター経験が大いに役立った。
キーボードのQWERTY配列は既に頭に入っていたし、Shiftキーの機能もタイプライターとコンピュータは同じだった。

ちょっと話はそれるけど、
最近「マウスを使わないで仕事する」って文言をよく目にする。
本を読んでみるとShiftキーとかTABキーを駆使しましょう、と書いてあった。
そうか、Shiftキーってこうやって説明されないとわからない時代になっているのか、と隔世の感。

Windows3.1とか95の頃、何故か当時勤めていた会社は、Windowsの入っているパソコンの台数>マウスの台数で、マウスを使わずにWindowsを使わざえるを得ない状況に陥った時も、タイプライターで得たスキル?は役に立っていた。

なんというか、オモチャとして道具に慣れることは侮れないぞ、という話。

ところで、当時1980年前後、テレビ番組の懸賞か何かで「電動タイプライター」があって凄く憧れていた小学生だった。今思うにその頃からキーボードだのその辺りは私の琴線(性癖w)に触れていたのだろう。三つ子の魂的なものなのかも知れない。

ーー
ありがとうございます。
GW後半戦ですね。

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