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じいじ 保育士を目指す! 対談

 昨日は

 対談を聴いてきた。

 保育士の試験とか、保育関係の書籍ではよく見る大御所だ。

 大学院の合同ゼミ(M2の修論進捗報告会で、かつ主、副指導教官のゼミを合同でおこなう事)の帰りに院生達2人(前にも書いたが今年度前期の院生は私だけ)と一緒に聴きに行った。妻も会場近くの駅で合流し、4人で簡単な食事を済ませてから入場した。1800人収容のホールだったけど、ほぼ席は埋まっていた。土曜日の夜に全国からこれだけの人が集まって来る集客力は凄いと思った。

 前に行ったフォーラムもかなりの人だったけど、こっちは有料チケットを払っての参加だから、やっぱり保育者の勉強への熱意を感じた。

 内容に関しては、これからの力という意味でOECDのキーコンピテンシーについて語っていたけど、そもそもOECDという組織が語る子どもが身につけたい能力はこれからの将来に向けた(知的生産力を持った)労働者の育成というバックボーンがあって、そういう背景がある点で本当の意味で子ども達の未来のために生きていく力としての教育を考える上では疑問に思うのだ。

 確かに、テクノロジーとの共存や、そういう情報処理能力というかつてない情報運用能力が求められていくのは間違いないし、デジタルデバイドという意味での格差を広げるという意味では、これからを生き抜くという子ども達の未来の状況が決してバラ色の未来(それは、地球環境というマクロな世界で起きている地球変動問題も地域紛争にしても)ではなく、より多様性を持った知性によってより強い選択を迫られる状況が想定される訳で、必然的に備えるべき力という意味では抗う事を強いられるという現実がある事も承知している。

 しかし、幼児教育を考える者としては、そうであってもそういう意味での方向性に単純に乗ってはいけないし、そもそも人間としてどう豊かに生きていくかという意味での非認知能力を伸ばす方向性こそ意味があるのではと思ったからだ。

 多分、大御所と言われる先生方の知見は重要だけど、その限界という意味でこれからを考えるのは次の世代の番の様に思えた。

さて、今日はこの辺で。


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