これからの「働き方」 基本は市場価値
これまで多くの人は
1社の中で、組織の論理(組織に従属)で..
部門を移動しながら昇進して定年へ向かっていました。
でも、定年まで勤めあげるということは
かなり昔から幻想でしかなかったと思います。
部長が簡単にクビにされる役職と実感した体験
会社員でいると...
新入社員で入って、係長・課長とだんだん実力を高めて
各部署を移動しながら昇進することを目指していいます。
大きな会社なら課長・部長になるのは大変だと思います。
実は、もう30年近く前のこと..
池袋にあったソフト会社で体験したことです。
営業訪問したら社長さんに気に入ってもらい
2週間後に、具体的な話し合いをしようと言うことになりました。
社長は、その場で営業部長と技術部長を紹介してくれました。
そこで3人で「今後とも、よろしくお願いします」となりました。
ですが、2週間後、訪問すると..
2人の部長がいません???
70名ほどのソフト会社ですから組織もしっかりしていると...
勝手に、思い込んでいたのですが..が..
社長に、「どうしたんですか?」と聞くと、
社長は、「使えないからクビにした」とのこと。
簡単にクビになるんですね。
中小企業にとって、社長とそれ以外の人の違いを
まざまざと見せつけられた経験でした。
その会社の社長とは、20年間くらい仕事をさせてもらいました。
その間に、大手外資系のコンピュータ会社の役職者だった人が
何人も部長として入ってきました。
でも、すぐにいなくなるのです。
社長に聞くと、「役に立たないから、辞めてもらった」とのことです。
オーナー企業の中手企業では、役職は関係ないんです。
もう誰もが一人で立ち上がる時代
当時は私自身、まだ30代前半、社会人経験もまだまだでした。
部長とか課長と言う役職はそれなりの立場と思っていました。
でも簡単にクビになるんです。
あれから30数年、どうなっているでしょうか?
もっと厳しい時代だと思います。
これから求められるのは
「どこでも誰とでも働ける市場価値が高い人」です。
市場価値とは、
・自分を商品として考えた時の、世の中からみた価値(値段)
・勤めている会社での価値ではなく、他社からみての価値
と言うことです。
市場価値が高い人材は、
他社からみても魅力的なので、1つの会社に依存する必要はなくなります。
好きな時に会社を辞めることができ、「いつでも・どこでも・誰とでも」
働くことが可能となります。
市場価値を高める必要がある理由は
・突然、会社を辞めざるを得ない転機がある
・成果を上げると判断された人しか仕事が無くなる
社内外で通用する実力の向上が必要となるから。
誰もが、自分の商品価値を
・明確にして(これが得意、他の人との違い)
・日々磨き上げる(競争力を高める)
ことを続けていくことが必要です。
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日々の「学び」で、未来の自分をプロデュースする
自分商品化ナビゲーター (図解の池田)
池田 秀敏
URL: https://www.teoria.co.jp/
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