「全くもって気持ちが悪い」

もう吐きそう。なんなの??全員を大嫌いだ!

何故わからない?お父さんもお母さんも先生も私をただの良い子だと思っていて「でしょう」に収める。そりゃあ私は毎日をとても上手にやっているけれど、それにしてももっとちゃんと見抜けないものかしらね!大人のくせにだらしないが過ぎるじゃろ!

もうずっと教室に来られなくなっているあの子は半年前までは一緒に遊びながら登下校をしていたの、家が近いから。彼女がどうして、えっと、、なんちゃらルームとやらに登校しているのかは知らんし、どうやって「なんで?」って聞けば良いか、そのやり方を私は知らない、誰も教えてくれないし。でも、また一緒に帰り道を笑いながら歩きたい。だっていつも毎日、とても楽しかったから。

ねぇ、どうして大人は知った気になって物を言うの?
なんでもっときちんと見てくれないの?
ねぇ、楽しいのはさ、新しく知る事でしょう?
それなのになんで私たちを〝定型〟みたいにするのかな。

意味がわからなくて反吐が出そう!!!

でもさ、どーしたもんか世界のことを嫌いになりたくはないしなれないのだよなー。未だそこそこの年数しか生きていないし、こんなにも世の中は合点がいかないこと(ずっと頭が痛くてツラーっ!!)のほうが圧倒的に多いけれど、大好きなバンドの新譜はまたしても最高でこないだ読んだ小説も漫画もすごく面白かったし、あんまり興味はなかったけれど親に付き合って観た映画にはまんまと感動をさせられたし、もしかしたらこんなことを宣う私が本当は一等気持ちが悪い可能性もあるわね。どうやって取り戻そうかしら、この逡巡を。まーどっちでもいっか。難しいことは、得意じゃない。


世界を好きって何度でも言い直すからさ、ワルグチを許してくれる?
明後日あの子が学校に来ていたら、またお喋りをしながら下校をしたい。

(山下向日葵・12歳)


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