仲直りはディナーの後で
人は、時に身近な人とケンカをする。
兄弟・親子・夫婦・友人・職場の同僚…。
ケンカの理由はさまざま。
意見の不一致・価値観の違い・嫉妬・その場の雰囲気・感情的な出来事などでケンカをしてしまうようだ。
「ケンカするほど仲が良い」
「夫婦喧嘩は犬も食わない」
というが、長引くケンカはあまり良いとは言えない。
では、どうやって仲直りするか?
【はじめに】
とある休日、私はひょんなことから旦那とケンカする。
その夜は、お互い一言もしゃべらず、寝床についた。
私は自分の寝室で、旦那は別室で…。
私たち夫婦のケンカが静かに幕を開けた。
【仲直りはディナーの後で】
仲直りはタイミングが重要だ。
理由は、タイミングが合うと仲直りがスムーズにできるからだ。
逆に、タイミングが合わないと仲直りどころか、さらにエスカレートしてケンカが悪化することがある。
なので、仲直りはディナー(夕飯)の後が最適。
理由は2つ:
満腹だから
時間に余裕があるから
人は満腹なとき自然に幸福感を感じる。また時間に余裕があると精神的にも肉体的にもリラックスしている状態になる。
そして、子どもが小さい場合は夕飯後、子どもを寝かし付けた後が良いタイミングと言える。
仲直りをするとき、注意する言葉使いがある。
それは、自分(私)を主語にして話すこと。
例えば、
「私は、イライラしていた。」
「私は、あなたの言葉・態度に傷ついた。」
自分(私)を主語にすることで相手を責めずに自分の気持ちを伝えられる。
逆に相手を主語にしてみよう。
例えば、
「あなたは、イライラしていた。」
「あなたの言葉・態度は私を傷つけた。」
相手を主語にすると責められているように聞こえるため、相手は不快を感じる。せっかく仲直りしようとしても、これではケンカの振り出しに戻ってしまう。
そのため、自分の状況・気持ちを正確に伝える言葉使いが必要になる。そうすると相手も自然に自分の状況・気持ちを話してくれる。
最適なタイミングで仲直り。そして、言葉使いを気を付けることで円滑な仲直りができるはず。
【おわりに】
人は、時に身近な人とケンカをする。
ケンカは、お互いの信頼・理解を深めるために必要かもしれない。
しかし、ケンカをしたらできるだけ早く仲直りすることが大切。
時間が経ってしまうとタイミングが掴めなかったり、不要なプライド・誤解が生じたりすることもあるからだ。
翌日の夕飯後、子どもを寝かしつけてから私は旦那に仲直りを切り出した。
私は自分の状況・気持ちを伝え、旦那の話もしっかりと聞いた。
かくして、私たち夫婦のケンカは静かに幕を閉じた。
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