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ゴルフレッスンプロの教え間違って理解していませんか? ~①ドライバー編~

  •  ゴルフを初めたばかりの人にとって、ゴルフのレッスンを受けることはとても大切なことです。しかし、レッスン動画を見たり月々数千円から数万円のレッスンに通ったりしても、自分が間違った理解をしていることに気づかなければ思うように上達できません。間違った理解のままで練習を続けると、頑張れば頑張るほど上達せず、結局は苦しい状況に陥ってしまいます。

  •  この記事では、私自身が5年以上レッスンに通い、プロから教えられたことを自分なりに理解していった過程を踏まえて、少しでもスコアアップにつながるように解説していきます。ゴルフが上手くなりたい人にとって、必読の内容です。


目次▼

  1. ドライバーを真っ直ぐ遠くに

  2. フェアウェーウッドで距離を稼ぐ アイアンで狙う

  3. アプローチでピタッと寄せワン

  4. ロングパットとショートパット 上手になってスコアアップ!



1.ドライバーを真っ直ぐ遠くに

 「ドライバーが苦手」「どうしてもスライスが直らない、飛ばない」ドライバーの悩みはつきません。プロからは「ゴルフは飛ばす競技でないのですから、取り敢えずフェアウェイの真ん中を狙って、真っ直ぐ打てるように練習しましょう。」と言われますが、わかっちゃいるけど、飛ばしたい。
結果、力のある利き腕でボールをひっぱたきに行ってドスライス、はたまたチーピンです。
 ドライバーにはいろいろと悩まされ続けましたが、プロのアドバイスの意味を自分なりに理解できるようになってからは、曲がらず真っ直ぐな球が打てるようになりました。パーを狙うには、まずドライバーである程度の距離を稼ぎ、尚且つ2打目が打ちやすい場所にボールを置くことがマストになります。やっぱりドライバーは上手いに越したことはないのです。

○ プロからのアドバイス「ボールをぼーっと見ましょう」

 ボールを ぼーっと 見るということは、”注視しすぎると意識が球を打つことに集中してしまうので、結果、手打ちになってしまう”という意味だと理解していました。しかし、ここにもう一つ落とし穴がありました。
 ぼーっと 見ようとすると、結局は見ることに意識が集中してしまい、視点がぼやけてボールがぼーっと見えていたとしても意識はボールに残ったままですから、見ていることと同じです。ぼーっと 見ることは「球を打ちに行くな」ということなのですが、その意味がなかなか理解できませんでした。

(打ちに行くなと言ったって、打たなきゃ始まらないじゃない・・・)

「ドライバーの軌道は、インサイドインのイメージで大きく振り抜く」
「スウィング軌道の通過点にボールがあるという意識でドライバーを振る」
「決して利き腕で打ちに行かない。利き腕は添えるだけで、体を使って大きなスウィングを意識する」
「体の軸を意識して足から始動して腰をまわす。腕は後からついてくる感じ」

 言われていることはわかります。でもできない・・・そんな日々が続いていました。自分なりに試行錯誤しながら練習するうちに「軍配」と「パンタグラフ」のイメージが持てるようになってきました。この頃からレッスンプロが言いたいことの意味が理解でき始めたのです。

◆軍配

行司が持つ軍配

 軍配の真ん中の持ち手部分が背骨だと思ってみてください。左右にあるチョウチョの羽のような部分は背中の大きな筋肉です。僧帽筋や広背筋などの筋肉ですね。クラブを振る時は背骨は前傾していますから、この前傾した軸を中心にしながら体を回していくことになります。
 ボールはこの大きな筋肉を使って打つのです。利き腕の筋肉なんて、この大きな筋肉に比べれば微々たる力しか発揮できません。利き腕でボールをひっぱたきにいっていた自分の愚かさにやっと気がつきました。背中の筋肉は腕のように上下左右には動きませんから、大きな力を生み出すには回転とねじれが必要です。また、軸がブレては力が分散してしまいますから軸が動かさないようにする事の重要性がよくわかります。
 ここに来て、やっとプロの教えが理解できてきたわけです。
*「パンタグラフ」のイメージについては、後にお話しします

 はじめの頃はスライス軌道で180ヤード位しか飛ばなかったドライバーが今では平均で240ヤード飛ぶようになっています。この後は、どのような意識で練習を積み重ねていったのかをお話ししていきます。

 

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