函館2S 2024
今年の2歳世代で最初の重賞レース。
早い時期の2歳重賞は経験値重視!そこまでレベルが高くない2歳重賞は素質よりも経験値の方が重要。この函館2歳ステークスもその後に活躍する馬がほとんどいないレースなので、素質よりも経験値を重視したいレースです!
具体的に経験値というと何を重視すればいいかというと、早い時期の2歳重賞では「控えて差す競馬を経験しているかどうか」が非常に重要と見ています。キャリアが浅い馬同士のレースで、なおかつ1200mとなると新馬戦はスピードの違いで逃げて勝ってきている馬が多い。ただ、そんな馬たちが揃っても今回逃げられるのは1頭のみ。初戦で逃げる競馬しか経験していない馬がいきなり控えて差す競馬をすることはなかなか難しく、初戦で控えて差す競馬をしている馬の方が圧倒的に有利になります。
そこで今回注目している馬を2頭あげていきます。
チギリ 評価A
初戦はテンにもたついて脚を余しただけで、好時計レースでこれだけ走れていれば上出来。2戦目はスタートを決めて掛かるぐらいの行きっぷりの中、それで2番手で溜めて差す競馬ができたのは収穫。この内容ならペースアップも全く問題ないと思いますし、そこまで人気しないのであればここは絶好の狙い目。
カルプスペルシュ 評価S
シュヴァルグラン産駒。母父ロードカナロア。Tサンデー系に、ロードカナロアのキングマンボ系を掛け合わせたパワーのある馬。新馬戦も上がり3F33.8と今レーストップクラスの末脚を発揮している。また、このレースはスローペースで前半を折り返しているが、ラップタイムは(12.6-11.2-11.8-11.6-11.0-11.5)と最終コーナーからの瞬発力勝負になっている。しかしこの馬は、ラスト1Fまで前に壁が出来てしまいなかなか追い出せない中、残り100mだけで勝っている。今レース折り合いがカギになるが、この馬のように直線だけで他馬を圧倒する馬がいると、勝負は決まったと見ています!
正直、当日どの馬が来るかは検討もつきません。しかし、それこそオッズ妙味の出るレースだと筆者は感じています!みなさま良い週末を!