人は錯覚する生き物である事を自覚する
“人は錯覚する生き物”とはどういう事か。
どうも。田中です。
それは簡単な話です。
人は誰しも自分の『価値観』という
フィルター越しに世界を見ているからです。
ここでは錯覚が生む2つの現象を説明します。
■認知論
認知論とはアドラー心理学の5つからなる
基本理論の内の1つになります。
“誰もが自分だけのメガネを通して
物事を見ている”
人は同じ体験をしても感じ方や受け止め方が
それぞれ異なります。
※例えばこんな感じ※
【同じ場所に足を運んだ】
『居心地がよい』と思う人
『居心地が悪い』と思う人
『騒々しい』と思う人
『賑やかな場所』と思う人
人それぞれ捉え方が異なりますよね。
これをフィルター越しに世界を見るという事。
普通に当たり前の事ですね。
けど、改めて自覚する機会はないですよね。
人は事実を“ありのまま”に客観的に把握することは不可能なのです。
■ハロー効果
これは行動心理学に触れる内容です。
『ハロー効果』とは、ある対象からある印象
を受けた時に、その対象の全てがその印象に
なってしまう現象です。
、、、分かりにくいですね。
※例えばこんな感じ※
【とても綺麗な方がいました】
綺麗という事は顔が整っているという点で
秀でています。
その結果、その方は性格もよく、仕事も優秀。
プライベートもオシャレに過ごしてそう。
このように見えない部分までも最初の印象に
引っ張られて同様であると判断してしまう。
このように錯覚をハロー効果と言います。
似たような意味合いで、
『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』
と言うことわざもあるくらいです。
■終わりに
如何でしたか?
このように人は簡単に錯覚する生き物です。
逆に言えば、この現象を理解できたら
その時々で利用する事も可能です。
自分自身に効果をかける為に、
身なりを整えたり、一点でも良いから誰にも
負けない得意分野を作る。とかですね。
いわゆるイメージ戦略ですね。
意外と心理学に触れる事も面白いですよ。
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田中 一真
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