子宮体癌摘出後の注意点

一個人としての私の場合を書いていますので、ご不明点は必ず医師や看護師にご確認ください。
必要な方に届きますように

私の場合は術式としては
・子宮全摘術
・両側付属器切除術(卵巣、卵管)
・骨盤内リンパ節郭清
・傍大動脈リンパ節郭清

血栓予防のための注射を1日2回
弾性ストッキング着用
膀胱炎・便秘に気を付ける

リンパ浮腫(むくみ)予防
・皮膚を傷つけない(深爪、虫刺され、ひっかき傷、毛抜きによる除毛は不可。皮膚を清潔に保つ。蜂窩織炎などを起こす可能性があるため)
・重い荷物は持たない
・正座をしない。せめてあぐら
・同じ姿勢を続けないように気を付ける(歩く、足首を回すなど)
・温泉浴、サウナ浴は避ける
・セルフリンパドレナージュ(マッサージ)を行う(リラクゼーションサロンなどのリンパマッサージは逆効果になる場合があるので、病院から指導された方法を行う)
※リンパ節を切除しているので、リンパ液がリンパ管を通って戻ることがなく、代わりに毛細血管がリンパ液を吸収し血管に戻すので、許容量を超えるとむくみにつながるようです。

イレウス(腸閉塞)に注意
臓器摘出の際に、腸などの癒着が起こる場合がある。
腸の動きが悪くなり詰まってしまう病気

私の場合、術後3か月経ってから、イレウスを起こしました。
消化の悪い食べ物を食べ始めた頃でした。

消化の悪い食べ物の例
イカ、タコ、こんにゃく、柿、わかめ、こんぶ、するめ、ラーメン、焼きそば、餅、炭酸飲料
コーヒー、アルコールは控えめに(一日1~2杯程度に)

前兆としては
便秘、お腹が張る、気持ち悪い、嘔吐

抗がん剤治療直後だったので、嘔吐も仕方ないと勝手な判断をしていて、病院へ行くのが遅れました。
緑色の吐しゃ物、お小水もオレンジ色(=脱水状態)に驚き、救急外来受診。そのまま入院。
最初は絶食+点滴で様子見でしたが、腸が動かずイレウス管を入れることに。
イレウス管=管を鼻腔から小腸まで入れて、陰圧をかけて詰まっている滞留物を排出する。
イレウス管挿入後はようやく嘔吐も止まった。
滞留物は緑色で、タンクに溜まっていると金魚の水槽の藻のようだし、若干匂う(-_-;)
管が入ったままなので、違和感半端ない。しゃべるのも辛い。寝ていても管が食堂や胃袋などに当たり不快感。
しかも腸の動きを促すために、歩行が必要。キツーイ!
何度かイレウス管が詰まってしまい、造影剤で流す処置。
13日後にようやくイレウス管を抜いてもらい、水を飲めるようになった。翌日から流動食開始。
何とか腸が動いたので、癒着部分の手術は今回は免れました。

腸が狭くなっているので、外科医からは「またなるかもね」とクールに言われ、ビビる。

食べてはいけないものが、上記に加えて増えた。

繊維質の物
菌たけ類(きのこ)、硬いもの(ナッツなど)、玄米、果物(ぶどう、ブルーベリーなど)の皮、豆の皮、いりごまなど

よく噛んで、一度にたくさん食べない。
一日五回くらいに小分けに食べる。
液体状の栄養補助食品(カロリーメイトドリンク、メイバランス)などを利用する。



辛い時はカウンセラーに話をきいてもらいましょう。
このような辛い状況にもめげず、前向きに事実に取り組むマインドの作り方をお伝えしております。
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