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なぜ自分だけ理不尽なことが起こるのだろうと感じたときありませんか?
人生には、予期せぬ困難や理不尽な出来事が訪れることがあります。
それがたまたま重なったとき、私たちは「なぜ自分だけこんな目に遭うのだろう?」と感じるものです。
私も介護士として老人ホームで働く中で、そんな感情に囚われたことが何度もあります。
仕事でミスをしてしまったとき、入居者様やそのご家族からの厳しい言葉を受けたとき、そして理不尽に感じる状況が続いたとき。そんなとき、自分自身の心の中で負の感情が渦巻くのを感じました。
今回は、そうした理不尽な出来事にどう向き合い、乗り越えてきたのか、私自身の経験をもとにお話ししたいと思います。
理不尽な感情が生まれる瞬間
介護の現場では、予測できない事態が日々起こります。
例えば、ある日のこと。私は入居者様のケアを終えて一息つこうとした矢先に、別の入居者様の急な体調変化に対応しなければならなくなりました。
その日はすでに他の仕事で忙殺されており、疲れ果てていました。
それでも必死に対応し、何とかその場を乗り切りましたが、その後に入居者様のご家族から「もっと早く気づいてくれれば良かったのに」と言われたとき、心が折れそうになりました。
「こんなに頑張っているのに、なぜ理解してもらえないのだろう?」と、自分の努力が否定されたように感じ、理不尽さを強く覚えました。
理不尽さを感じたときの心の整理
こうした状況で私がまず心がけるのは、自分の感情を否定せずに受け止めることです。
理不尽さを感じたとき、その感情を「そんなことを思ってはいけない」と押し込めてしまうと、後でより大きなストレスとなって現れます。
そこで私は、自分の感情をそのまま認めることから始めるようにしています。
例えば、
·
自分に言い聞かせる
「今は辛いけれど、これがずっと続くわけではない。」
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同僚に相談する
同じ職場で働く仲間に自分の気持ちを共有するだけでも、気持ちが軽くなることがあります。
·
ある日、理不尽なことが続いて悩んでいたとき、先輩の介護士に相談しました。そのとき、先輩が「理不尽さを感じるときって、自分が一生懸命やっている証拠でもあるんだよ」と言ってくれました。その言葉は、私の心を軽くしてくれました。
理不尽さの中にある気づき
理不尽に思える出来事も、振り返ってみると自分にとっての成長や学びにつながることがあります。
ある入居者様のご家族から厳しい指摘を受けたとき、最初はとても落ち込みました。
しかし、冷静になって考えると、その言葉の裏には入居者様への深い愛情があることに気づきました。
それ以来、私はご家族の気持ちに寄り添うことの大切さを改めて学び、接し方を見直すきっかけとなりました。
理不尽さに負けない自分を作る
理不尽さに負けないためには、自分自身を強く持つことが大切です。そのために私が実践していることをいくつか紹介します。
自分を労わる時間を作る
自分が疲れているときは、無理に頑張りすぎず、リフレッシュする時間を取るようにしています。例えば、休日には好きな音楽を聴いたり、自然の中を散歩することが私の癒しになっています。
小さな成功体験を大切にする
どんなに小さなことでも、「今日これができた」と感じられることを積み重ねることで、自信を持てるようになります。
支え合いの環境を作る
同僚や友人、家族と話すことで、自分が一人ではないと感じることができます。特に介護の仕事ではチームワークが重要であり、お互いに助け合うことで心の負担も軽くなります。
さいごに
もしあなたが今、「なぜ自分だけがこんなに理不尽な目に遭うのだろう」と感じているのなら、それはあなたが真剣に生きている証拠です。
理不尽さを感じるとき、それは新しい気づきや成長のきっかけになることもあります。
その瞬間は辛いかもしれませんが、自分を責めすぎず、一歩ずつ前に進んでみてください。
そして、周りに助けを求めることを恐れないでください。
理不尽さに耐えるだけでなく、それを乗り越え、自分の力に変えていくことができるはずです。
このブログが、あなたの心に少しでも寄り添い、支えになることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。