認知症になり、決定権を奪われたと思う方へ
認知症と診断されると、日常生活を送る上で様々な制限が設けられることがあります。
「もう自分で何も決められない」「自由が奪われた」
そう感じ、喪失感や憤りを感じるのは当然のことです。
しかし、認知症は進行性の病気であり、ご自身の判断能力が低下していくことは避けられません。
大切なのは、ご自身の状況を受け止め、周りの人のサポートを受けながら、できる限り自立した生活を送っていくことです。
1. 気持ちを受け止める
まず、認知症になったことで「決定権を奪われた」と感じているご自身の気持ちを否定せず、受け止めてあげることが大切です。
悲しみ、怒り、不安、絶望など、様々な感情が湧き上がってくるでしょう。
それらの感情を無理に抑え込もうとせず、まずは自分自身でしっかりと受け止めましょう。
2. 周りの人のサポートを受け入れる
認知症になると、日常生活を送る上で様々な場面で周りの人のサポートが必要になります。
家族、友人、介護士など、周りの人のサポートを積極的に受け入れるようにしましょう。
抵抗を感じるかもしれませんが、周りの人のサポートを受け入れることで、できる限り自立した生活を送ることが可能になります。
3. できることを自分で決める
すべての決定権を周りの人に委ねる必要はありません。
食事や服装、外出など、できることは自分で決めるようにしましょう。
自分で選択することで、自己肯定感や自信を高めることができます。
4. 気持ちを伝える
自分の気持ちや考えを周りの人に伝えることは大切です。
不満や不安を感じている場合は、遠慮せずに周りの人に伝えましょう。
周りの人は、ご本人の気持ちを理解することで、より適切なサポートを提供することができます。
5. 認知症カフェや当事者会に参加する
同じ境遇の人と交流することで、孤独感を解消することができます。
認知症カフェや当事者会に参加して、情報交換や意見交換をしましょう。
6. 専門家に相談する
不安や疑問がある場合は、医師や介護士などの専門家に相談しましょう。
専門家は、ご本人の状況に合わせたアドバイスを提供することができます。
まとめ
認知症と診断されたことは辛いことです。
しかし、周りの人のサポートを受けながら、できる限り自立した生活を送ることは可能です。
ご自身の気持ちを受け止め、周りの人のサポートを受け入れるようにしましょう。
認知症と診断された方、そしてご家族が、少しでも安心して生活を送ることができるよう、願っています。
このブログが、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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