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介護士の私が「目が覚めた」と感じたこと

はじめに


介護士としての日々を送っている中で、時に「目が覚めた」と感じる瞬間があります。

それは、単に仕事の中での気づきや成長というよりも、もっと深いところで「自分自身の在り方」に気づかされるようなもの。

大変な仕事ですが、日々多くのことを学ばせてもらっています。

今日は、そんな私が「目が覚めた」と感じたエピソードを通して、自分の内面の変化についてお話ししたいと思います。

人との繋がりを大切にするということ


介護の現場では、入居者様と深く向き合う機会が多く、そこから多くのことを教えてもらっています。

ある日、何気ない会話の中で、ある入居者様が「ありがとうね。あなたがいると安心するわ」と言ってくださったことがありました。その時は本当に些細な言葉でしたが、心の中に深く響きました。

「目の前にいる人にどれだけ安心感を与えられているだろうか?」と自問しました。

私にとってその瞬間が「目が覚めた」瞬間でした。仕事をしている以上、技術や知識も大切ですが、もっと大切なのは「相手が安心できるかどうか」。

人と人との繋がりを深く大事にすることが、私の介護の根底にあると強く感じるようになりました。

日々の小さな変化と感謝


介護の仕事は、時には単調に感じる日もあります。しかし、ある時から「一日の中で一つでも良いことを見つけてみよう」と意識するようになりました。

それは入居者様の笑顔だったり、スタッフ同士のちょっとした助け合いの場面だったり、小さなことばかりです。

特にある日、入居者様が「今日は痛みが少ない」と話され、その穏やかな顔に気づきました。

小さなことのように思えるかもしれませんが、それがその方にとってはとても大きな喜びであり、私もまたそれに共感し心が温かくなりました。

小さな変化や感謝を日々の中で見つけることが、介護の現場ではとても大切であると気づかされた瞬間です。

自分の価値観が大きく変わった瞬間


介護の現場で働く中で、私の価値観にも大きな変化がありました。

以前の私は、効率や結果を重視し、「どれだけのことを達成したか」にばかり目が行っていました。

しかし、介護の仕事を通じて、「その過程でどれだけの温かさや優しさを提供できたか」の方が重要だと感じるようになりました。

ある入居者様が、日々体調が変わる中で、「今日もまた会えて嬉しい」と話してくれた時、その人にとっての「今」の大切さを感じました。

人生において何を大事にするか、どんな心持ちで人と接するか。それを教えてくれる入居者様に、日々「目が覚める」思いをしています。

自分の成長に気づく瞬間


介護士として働き始めた頃は、いろいろなことに不安や心配を抱えていました。

しかし、入居者様と触れ合う中で、「相手の痛みや不安を共有し、そこに寄り添うことの大切さ」を学びました。

最初はその重さに圧倒されることもありましたが、今ではそれが自分の成長に繋がっていると感じています。

自分が誰かの支えになれること、それ自体が自分を支える力になっています。

日々の小さな出来事や一瞬一瞬に目を向けることで、自分が成長していることに気づかされています。

おわりに


介護士としての経験は、私にとって単なる仕事を超え、人生の教科書のようなものです。

毎日が学びであり、気づきの連続。こうして心が目覚めていく感覚を、もっと多くの人に伝えたいと思っています。

介護の仕事は決して簡単ではありませんが、こうした「目が覚める」瞬間があるからこそ続けられるのだと思います。

読者の皆さんも、日々の生活の中で自分を成長させる「目覚めの瞬間」を見つけてみてください。

それが日々の原動力となり、人生を豊かにするきっかけになるかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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