見出し画像

あれこれ気になって毎日一人反省会

日々の仕事の中で、終わった後にあれこれと考えてしまうことはありませんか?

特に、介護の現場では、入居者様との関わりやケアの方法について、毎日「これで良かったのだろうか」と自問自答することが多いものです。

私は老人ホームで働く介護士ですが、毎日のように「一人反省会」をしてしまいます。

そんな経験をシェアしながら、同じように悩んでいる方へ少しでも役立つメッセージをお届けできればと思います。

一人反省会とは?


一人反省会とは、仕事が終わった後や自宅に帰ってから、何度もその日の出来事を振り返ってしまうことです。

どんなに疲れていても、頭の中で「もっとこうすればよかったのではないか」「あの一言が適切だったのか」とぐるぐると考え込んでしまいます。

特に、介護という仕事は人との触れ合いが多く、入居者様の表情や言葉に敏感になりがちです。

ある日、私が担当した入居者様が少し不機嫌そうな顔をしていたんです。

何か気に障ることをしてしまったのではないかと、その日の業務が終わった後もずっと考え続けてしまいました。

でも、翌日同じ入居者様とお話をした時、「昨日は少し体調が悪かったのよ」と笑顔で言われて、私が心配していたことが取り越し苦労だったと気づきました。

反省が悪いことではない


もちろん、反省自体は悪いことではありません。

むしろ、自分の行動や言動を振り返ることで次に生かすことができるのは、大切なプロセスです。

介護の現場でも、些細な気づきが大きな改善に繋がることは多いです。

たとえば、入居者様が少しでも快適に過ごせるように工夫したり、コミュニケーションの仕方を見直したりと、反省をきっかけに前進できることもあります。

しかし、反省が行き過ぎてしまうと、自己批判や不安に繋がり、結果として精神的に疲れてしまうことがあります。

私自身も何度か、「自分はもっと頑張らなければ」と追い詰めてしまい、心が疲れてしまう経験をしました。

それに気づいてからは、反省することと自分を責めすぎないことのバランスを取るように心がけています。

一人反省会から抜け出す方法


では、どうすれば一人反省会から抜け出し、自分を過剰に責めずに前向きに仕事に取り組むことができるのでしょうか?ここでは、私自身が実践しているいくつかの方法をご紹介します。

  1. 反省の時間を決める
    反省する時間を短く区切ることが効果的です。たとえば、仕事が終わってから10分だけその日の出来事を振り返り、良かった点と改善すべき点を冷静に整理します。その後は、反省は終わりと決め、頭を切り替える時間を持つようにしています。

  2. 自分に優しくする
    反省は必要ですが、それと同時に自分に対して優しくなることも重要です。自分のミスや改善点を見つけたら、「今日はこれを学んだ」と前向きに捉え、次に繋げることを意識しましょう。過剰な自己批判は、結局はストレスを増幅させてしまうだけです。

  3. 他人の意見を取り入れる
    一人で考えすぎると、どうしても偏った見方になりがちです。そんな時は、同僚や上司に相談してみることも効果的です。私自身も、反省してばかりいるときに、同僚に話を聞いてもらうことで新しい視点を得られ、気持ちが楽になることがありました。「あの時どう思った?」と聞いてみると、意外な答えが返ってくることも多く、それが自分の気づきを広げてくれるのです。

  4. 小さな成功を見逃さない
    一日の終わりに、つい失敗や改善点ばかりに目がいってしまうことはよくあります。でも、どんな小さなことでも、成功や良かった点を意識的に振り返ることが大切です。たとえば、入居者様から「ありがとう」と言われた瞬間や、同僚と笑顔で仕事ができた時間など、些細な喜びや成功体験を思い出すようにしています。

自分を追い詰めないために


介護の現場では、誰かの生活や健康に関わる責任が重く、ミスや誤解に対して敏感になりやすいです。

それだけに、反省や改善を繰り返すことは大切ですが、自分を過度に追い詰めてしまうと、本来の仕事に対する情熱や意欲が失われてしまうこともあります。

私自身、反省しすぎることで一時的にモチベーションが下がったこともありますが、そのたびに「自分も成長している途中なんだ」と思い直すようにしています。

完璧を目指すことも大切ですが、時には自分を許し、前に進むための余裕を持つことも大事だと感じています。

おわりに


介護の現場で働いていると、入居者様一人ひとりに向き合う責任感や、その日の自分の行動を振り返る時間がどうしても増えてしまいます。

それ自体は良いことですが、一人反省会が続いて心の負担になっているのであれば、少し視点を変えてみましょう。

反省する時間を区切ったり、小さな成功を認めたり、時には他人の意見を取り入れることで、反省会を前向きな学びの場に変えることができます。

自分に厳しすぎず、適度にリラックスしながら、介護の仕事に向き合い続けていけるように、少しずつ工夫してみてください。

日々の介護業務の中で、一緒に頑張っている皆さんへ、このメッセージが少しでも心の支えになれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

このブログを気に入っていただけたらサポートお願いします。
微力ながら私なりに、高齢者の労働環境整備を進めています。
小さな金額でも私にとって大きな力になります。
応援していただけると嬉しいです。
 
【サポートしていただいた方へ】
 
お礼として言葉を送らせていただきます。

ここから先は

39字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?