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二村 依子(ふたむら よりこ)といいます。
福岡県直方市で仲間たちとNPO法人を立ち上げて、“こどもの居場所いろり”という居場所を運営しています。
https://www.instagram.com/mixjam.irori/

今日はわたしたちが活動している、こどもの居場所“いろり”について書きます。

“いろり”ってどんな場所?

福岡県直方市は、福岡県北部に位置する市です。直方市がある筑豊地方は、わたしが生まれ育ち、いまも生活している場所ですが、かつては炭鉱で栄えていました。石炭から石油へのエネルギー革命とともに急速に衰退し、過疎化、高齢化が進んでいます。

こどもの居場所いろりは、直方市内にある、築130年以上の古民家を再生したコミュニテイースペース。


一見、古いタバコ屋さんの雰囲気ですが、中に入ると広々とした土間から小上がりになった畳の間が続き、天井を見上げると2階まで吹き抜けており、どっしりとした梁が家屋を支えている様はちょっと圧巻です。

畳の間で過ごしていると、まるでおばあちゃん家に遊びにきたような、懐かしい雰囲気が味わえる、趣ある場所です。


いろりを作ったひと

このコミュニティスペースを開いたひとが、NPO法人mixjamの代表理事である辻 千恵さん(通称 ちえぷー)。


保育士でもある彼女は、とにかくパワフル。そして常に人に囲まれています。ちえぷー自身、人が好きなひとなんですよね。

特にこどもが大好き。そしてこどもたちの関わり方が絶妙です。ちえぷーと我が子のトークを聞いていると、「えー、うちの子そんなこと思ってたんだ!」と思うことがよくあります。

こどもでも大人でも、その人の素というか、本音というか、そういうのを引き出して、それを面白がってくれる。

そんなちえぷーの口ぐせは「なんでそう思ったん?」と、「それ、おもしろいやん!」

大阪人の彼女のイントネーションは、「なんで↑」なので、「な↑んで」の福岡県民のわたしたちにはすごく新鮮に聞こえたりします。

で、「なんで」と聞かれると、「なんでだろ?」って思うじゃないですか。ここでちえぷーはじっくり時間をくれるんですよ。答えを急かさない。

時にはその場で答えがでないまま、忘れたように家に帰ることもある。けど、その問いはきっとちゃんと残るんですよね。

そして、問いに答えるとそれをすごく面白がってくれる。どんな答えであっても、その人オリジナルの答えを心からよろこんで受け取ってくれるというか、ちえぷーにはそんな器があります。


母親として、わたしは我が子の言葉にあまり耳をかたむけてこなかったように思います(生きるのに必死だった時期も長かったしなぁ…なんて言い訳しつつ)。

我が子の気持ちが知りたくて、こどもたちをちえぷーに会わせたい、というのが、わたしがいろりに通うようになったきっかけのひとつでもあります。


あと、わたしはちえぷーの言葉選びが率直でとても好きです。いろりのInstagramはちえぷーが運営していて、ファンが多いです。



わたしには「学校でも家庭でもない、こどもの居場所があったらいいな」という願いがあり、それがちえぷーのビジョンや、その他の仲間たちの夢と重なった結果、いまの活動につながっていったわけですが、

わたしのいまの夢である、「地域で活躍する人たちを応援していきたい!」は、ちえぷーと一緒にいて湧いてきたものです。

彼女は、わたしが今まで出会った中でもナンバーワンの煌人(きらめきびと)です。


いろりについて書いたつもりが、ちえぷー自慢になってしまったので、タイトルはちえぷーにすることにしました!ちえぷー、事後報告です(笑)

ここまで読んでくださってありがとうございます!
感謝です。

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