進路担当

20代は高等学校で、30代は進学塾で、40代は中学校で進路指導に携わっていました。 高…

進路担当

20代は高等学校で、30代は進学塾で、40代は中学校で進路指導に携わっていました。 高校入試に関して、中学・高校・塾の三者いずれの立場からも内部情報を語れます。 Twitter 亀仙人@akiharusato223

最近の記事

大阪公立高校入試の秘密①個人報告書(評定)

いわゆる内申書、調査書のことを大阪では個人報告書という。 保護者の世代は、大阪の内申は中3だけだから、中1中2でやんちゃして勉強してなくても、中3からがんばれば大丈夫と思っている方もいるかもしれない。 しかし、すでに大阪も内申は中学校3年間記載することになっており、評定は入試で点数化される。その割合は中1:中2:中3が、1:1:3となっており、入試における内申点の割合(各高校の選択制だが)を内申:入試=5:5とした場合、中1で1割(10%)、中2で1割(10%)の点数が決まっ

    • 父親不在の日本社会(序)

      【まえがき】 日本社会の崩壊が止まらない。 政治・経済・社会・家庭、すべてのレベルでゆっくりと、しかし確実に崩壊が進んでいる。 この論考は、高等学校→進学塾→公立中学校と、長年、教育現場で子供とその保護者に対応してきた筆者が、日本社会の劣化の原因を探ったものです。 このまま行けば日本社会は、日本の独自性を説いて自らのアイデンティティを守ろうとする、見たいものしか見ない愚か者と、周囲に流されてずるずると誇りを失い、周辺諸国からも見下される堕落者ばかりになってしまう。 それが、戦

      • 大阪私立高校入試のすべて①〜⑤セット

        目次 ①私立高校の部活動推薦(大阪編) ②私立高校の特待制度 ③大阪府高校入試(私立高校)の傾向と対策 ④大阪府私立高校の面接対策 ⑤大阪府私立高校事前相談 【セット購入追加必記事(おまけ)】 ①私立高校の部活動推薦(大阪編)

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        • ⑤大阪府私立高校事前相談

          事前相談…通称「事相(じそう)」 中学校の先生も、高等学校の先生も、その存在は認めながら、入試の前に合否が決まる訳ではないと言い、人身売買のような印象を避けるため、進路相談などと言い換えたりする。 建前は、生徒の学力がその高校の求める学力に見合ったものか?出願前に判定してもらうために、3学期が始まるとすぐに2学期中の校内実力テストや2学期までの評定、(場合によっては定期テストの結果も)を持って、中3生の担当教員が手分けして、生徒の志望校を訪問し、成績をみてもらって受験して大丈

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        大阪公立高校入試の秘密①個人報告書(評定)

          ④大阪府私立高校の面接対策

          私立高校の場合、入試が1日で終わる学校と2日に渡る学校があり、1日で終わる場合は午後から、2日に渡る学校は2日目が面接になります。もちろん面接のない学校もありますから、受験校を決定する前によく調べておいてください。ポイントは学力テストや調査書(内申)で足りない部分を面接で挽回しよう!面接点で合格を狙おう!などとしないことです。なぜなら、面接で落とされる場合はあっても、面接で取り返して合格することはないからです。 では、どういった場合に面接で落とされるのでしょう?

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          ④大阪府私立高校の面接対策

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          ③大阪府高校入試(私立高校)の傾向と対策

          ほとんどが5教科または3教科受験ですが、まれに2教科受験や3教科のうち1教科が選択できる学校もあります。上位の高校はほとんどが5教科受験で、偏差値が低い学校ほど受験ハードルを下げるために、教科数を減らす傾向にあります。志望校の受験教科がわかっていれば、勉強する科目数を減らせるので、高校を選択する際にまずチェックしておきましょう。 合格基準点は5〜6割。私立中学受験が7〜8割で戦うのに対して、高校入試は最低5割以上の得点で合格できる「易しい入試」です。 ただ『公表される合格最低

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          ③大阪府高校入試(私立高校)の傾向と対策

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          ②私立高校の特待制度

          大阪府の私立高校は家庭の所得にもよりますが、基本的に授業料の無償化制度があります。ただし、無償となるのはあくまで授業料であって、入学金、制服代、教材費、施設維持費や修学旅行などの積立金は満額払わなければなりません。さらに、入学時に待ってもらえた授業料の納入も、10月1日までに退学してしまうと無償の権利を失って払わされることになります。ここでは、公立高校に比べて何かと負担の多い私立高校のさまざまな費用を減額できる特待生制度について述べます。

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          ②私立高校の特待制度

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          ①私立高校の部活動推薦(大阪編)

          大阪府の私立高校の場合、推薦は部活動によるものがほぼすべてで、学力での推薦制度はなく、また自己推薦の枠もほとんどない。 部活動の顧問の間でお付き合いがあれば、まれに中学校の側から推薦して、生徒を取ってもらえる(合格させてもらえる)が、ほとんどの場合は高校の側が中学生の大会実績などを判断して、ほしい生徒に声をかける。その場合、高校の顧問から中学の顧問へ連絡を取るのが一般的だ。

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          ①私立高校の部活動推薦(大阪編)

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          大阪府高校入試の秘密

          ここでは、私立高校入試と公立高校入試に分けて、教育関係者のみが知る「公然の秘密」を掲載していきたいと思います。 これを知っているか?知らないか?で、お子様の合否結果が大きく変わることがありますので、有料記事とさせていただきます。 書き終えてから、販売を開始したいと思うので、しばらくお待ちください。 誰も言えない高校入試の秘密 私立高校編 ①推薦制度 ②特待生 ③入学試験 ④面接 ⑤事前相談 公立高校編 ⑥個人報告書その1 ⑦個人報告書その2 ⑧自己申告書 ⑨入学試験 ⑩

          大阪府高校入試の秘密

          高校入試には公然の秘密がある

          日本社会は実力主義ではなく、昔からコネ社会です。 どのようなつながり(コネクション)を持つかで、勝負の結果は大きく分かれます。 高校入学試験のように、一見、公正・公平で、実力のみが問われるような勝負でも、実はさまざまな力が隠然と作用します。 送り出す中学側、受け入れる高校側、中学とは別のパイプを持つ塾側、それぞれがそれぞれの立場で、本音と建前を使い分けながら、法令に触れない範囲で、試験結果を操作しています。 そしてこれは、教育関係者のみが知り得る公然の秘密なのです。

          高校入試には公然の秘密がある