朝ドラ「虎に翼」ひとりごと

興味深く視聴していますが、放送を1度さらっと見るくらいで、録画して何度も繰り返し見て深い考察をするほどではございません。

ただ、いろいろと含みを持たせた演出をしているであろうとは思います。

裁判官(最終的には最高裁長官)の桂場等一郎(かつらば とういちろう)さんが甘味処・竹もとの串団子の味見をするくだりが再三、描かれています。

今日でも裁判官は一般人、庶民の心情とはかけ離れた判決を下す、とよく言われます。そんな裁判官である桂場さんが庶民の味であろう串団子の味見役をする……

串団子に正しい味なんてあるのか?
竹もとのお客さんが食べておいしいならそれが正解なんじゃないのか?

味処・竹もとは経営者が変わって団子の作り手も変わります。先代の味を正しく受け継いでいるかどうかを査定する桂場さん。
竹もとには竹もとの正しい味があって、時代が変わったからと言ってお客さんの好みに合わせた味の団子なんてけしからん! 決して変わらない味を巌のごとく貫くのです。

裁判官は周囲の雑音に惑わされず常に孤高の存在であるべきだ、が桂場さんのモットー。

「庶民の味、正しい団子の味は私が決める」ということでしょうか?
「どんなに人が変わっても団子の味は決して変えてはならない」のでしょうか?

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