ブス女が年収1000万超えるようになった話
私はブスである。どの程度かというとど底辺というレベルである。インドのカースト制度でいうと、タリッドだろう。もはやカースト制度から逸脱してしまうレベル。スクールカーストなんていうけど、そこに入っていけすらしない存在である。
さらに悪いことにブスなだけではなくデプである。さらに身長もそこそこある。
つまり私はただただ不快な肉塊なのである。
以前後輩の男子に「ブスにうまれるとかわいそうですよね~www」と言われたこともある。
まあ、その通りなので「確かに…」としか思わなかった。
おそらくこれを読んでいる人は私よりブスではないので安心してほしい。
いま急にブスになったわけではない。
小学生の頃からだ。
ブスはいじめられる。
私はすごくいじめられた。
特に男子からのいじめがひどかった。男子はブスに厳しい。 私は一歩近寄ると全速力で逃げるようなブスなので仕方ない。
私は考えた。
きっと容姿では戦えないのだ。
だから勉強をした。幸い家庭は勉強したいという私に投資をしてくれた。
私は中学から私立に行かせてもらった。
だが、やはり中学でもブスはいじめられる。ブスには人権がないのだ。
ただ、そこそこの進学校でもあったその学校で私は勉強をした。
私をいじめるやつより良い成績を取った。
「私に文句言うのは私より良い成績を取ってからにしてよね」
そんな気持ちで勉強した。
するといじめはなくなった。
中学高校は比較的安心して過ごせた。勉強はテストの点で評価されるし、かわいいかわいくないとか関係ないし。
一番平等だと思う。このころが一番楽しかった。
私は勉強ができたので、超難関大学に現役で受かった。
私はそこへ入学した。
そこからだった。ブスには価値がないことを思い知らされた。
超難関大学である。勉強はできて当たり前。容姿がすべてなのである。
しかも容姿がそこそこ(少なくとも人並み)でないと土俵に立てない。
サークルに入ったけれど、男子はことごとく私と話すどころか一歩近寄ったら二歩離れるみたいな距離感で、やっぱり男子は小学生と変わらないんだな、と思った。
こんな容姿のため恋愛とか別世界の話だった。
なんだろう、カッコイイ男子がかわいい彼女を連れていても「あーつきあってるんだ」以上の感想がなくなった。
むしろ、好意があると思われると男子と会話ができないので、「私は好意がないし、勘違いもしません。だから安心してください」という態度で臨まないと男子と話せなかった。
なんというか、レベルが違いすぎて悔しいという気持ちすらわいてこないのだ。人は差が大きすぎると比べられなくなる。
マウントを取られてもマウント取られていることに気づかないのもしばしば。
まあ、逆にそんなことと無縁だったからそこそこ平和だった。
さて、就職し、しばらくして20代後半くらいで年収は1000万を超えた。
でもやっぱりブスな女は必要とされていないな、とたまに思うことがある。
職場でもよくセクハラや付きまといとか話題になるけど、ブスすぎてそういう層からも相手にされないので気持ちがまったくわからない。もし私にそういう行為をするやつがいるのなら、それは逆に見てみたいと思う。
ここまでブスのネガキャンばっかりしてきてなんだけど、いいこともある。
それは同性からは目をつけられにくいということだ。
今は女性中心の職場なのだが、いじめられたことはほぼない。私がブスなのと因果関係があるかはまた別だと思うけれど、参考にしてほしい。
あとやっかみだのなんだのには巻き込まれにくいんだと思う。女性は自分よりおとっているものには優しいのだ。
ただ、異性にもてたいのであれば、ブスでも整形するとかメイク頑張るとかした方がいいと思う。やっぱり見た目は大事……というか美人でなければもてない。
ただ、お金持ってないブスより、お金持ってるブスのほうがきっと満足度は高いと思うから、もしブスで落ち込んでいる人は、勉強を頑張ってみるのもいいと思う。
私からは以上です。
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