だが、情熱はある
2023年6月25日、ドラマ「だが、情熱はある」最終回。
良い、良すぎた、良すぎて、何か残したいと思いnoteのアカウントを作った。
わしがこのドラマにはまったのは、去年からのばかみたいな体調不良からの流れがある。
去年の今頃から、体調が悪く、横になってばかりだった。
闇、闇、闇しかない。
何もできない、動けない、、ラジオでも睡眠導入につけてみようか。
そこでハマる、オードリーのオールナイトニッポン。
虚弱体質の中年リトルトゥースが生まれた。
若林くんの陰な話にシンパシー感じてしまい、エッセイとか読んでみる。
なんか、救われた。
足りない、できない、もがく、徐々に徐々にふわぁっと上昇したり成長したり、でも根っこの部分は変わってない感じで。
若林君が言及した人の作品も、体調ましな時に目を通してみた。
山ちゃんのエッセイ、朝井リョウのエッセイ・小説・ラジオ、クリーピーナッツの音楽、世阿弥の風姿花伝までもろもろと。
なんか、いろんな文化、エンタメって面白いなと中年にして初めて感じた。
昔から虚弱体質で、横になってる時間が長く、常にうつっぽいから
エンタメに興味とか情熱がわかなかった。
どうせエンタメとかって、お金も体力もある貴族な人達の、おじゃるおじゃるな優雅な遊びだよね~と思ってた。本当に心身ともに不健康なときって興味の意欲みたいなものが皆無になるんだよなぁ。
若林君周りのエンタメに触れていくうちに、相変わらず体調はイマイチなんだけど、なんかふわぁっと気持ちは楽になってきて。
あー、エンタメっておじゃるな貴族のためだけでなくて、わしみたいな鬱屈とした人間のためにもなるんだなぁと。
エンタメに触れ始めると、エンタメを楽しむ持久力が少しづつ、ついてくる。わしはバカなので、マトリックスもAKIRAもショーシャンクも途中でストーリーがわからなくなるとすぐ寝た人間。周りからバカにされてたよね~。
みんながいいと言っている作品がわからないから、エンタメは苦手だった。
最近は、わかんないけどまぁそれもよし、となって、とりあえずなんとなく最後まで映画とか観れるようになった。
そんな助走があってからの、「だが、情熱はある」ドラマ。
うーん、ジャニーズかぁ、そっちかぁ、イケメンかぁ、、、と思っていたのに、俳優さんってすごい。ほんとにご本人に見えてくるんだよな。
ドラマの細かい演出とか、俳優さんの演技力とか、ビジュアルでみる若ちゃん山ちゃんの(黒)歴史とか、感動してしまった。ドラマを最後までリアルタイムで見続けたのなんて、ほんと何年ぶりなんだろう。
昨日の最終回では、かが屋のクリー・ピーナッツの歌うシーンで涙腺は崩壊した。足りない二人にインスパイアされて、創作して、今は大スター。若林くんがそこで言う「足りない二人みて、大スターが生まれて、その大スターを聞いて次のたりない人たちに続くんだ」みたいなこと。
そして言う、「足りなくてよかった~」と。
わしは、これからも大スターになることはない、たぶん、いや絶対。
大スターにはなれないけど、ずっとトンネルの中にいるような状況に、少しだけ少しだけ、光が見えたんだ。
相変わらず今日も体調悪いし、これから病院だし、という人生は変わらんのだけど、こんな人間が昨日のドラマの感想を残したいがために、noteのアカウントを作ったほどの「情熱」が少し生まれたんだよな。感謝です、ありがとう。
来年の東京ドームを目標にまたダラダラと、のそのそと生きていく。
「だが、(少しの)情熱はある」ということが今までと少し違う。
もうそろそろ、Tシャツ届くかな。。
リトルトゥースの皆さん、東京ドームで会いましょう。