ママさんの美容事情そして情報収集
こんばんは。
先週はバレンタインデー。
パートさんには、小学生と中学生の娘さんがいらっしゃるので友チョコ準備が大変だとこぼしていました。
既製品の大量買いのほかに、板チョコを溶かして型に入れて、それだけで食べても美味しくはないけど乗ってると美味しそう見える魔法の可愛い粒々たちをのせ、100均で買ったラッピング袋に梱包作業。毎年業者のような作業工程に疲弊しているようでした。
友チョコと言葉を変えたお菓子配りの文化はいつから始まったんだ....とやいのやいの言いながらその日を終えた。
先週は特に目立った話はなかったので、
ママさんの美容事情を勝手に紹介します。
「接客業しとるけぇ見た目はちゃんとせんといけん」
と言うママさんは、手順の多いスキンケアとメイクを必ず毎日します。
定休日で出かける予定がなくても毎日。本当に尊敬します。
90歳のスーパーおばあちゃん。元気とはいえど腕を上げることが難しいらしく、毎週木曜日の仕事終わりに町の小さな美容室イシカワ（仮名）へ髪を整えに行きます。ママさんに週1のブロー・月1のパーマとカラーは欠かせない。
ママさんが厨房を出て、店の受話器を手に取ったらイシカワにいく合図。
「ママさんじゃけど！！！！！！！！今から行くけどええかなぁ！！！！！？！！」
↑これが店内に響きわたり、お客さんが振り返るほどの声量で通話します。（私は何故だかこれがめちゃくちゃツボで愛おしく、毎週の小さな楽しみでもある)
私は店内の掃除をしながら、おしゃれなカーディガンを羽織って、ミニーちゃんのキーホルダーをつけたバッグを持って向かうママさんを窓越しに眺め見送ります。
ママさんはイシカワでヘアケア以外に、いやむしろ、もっと楽しみにしている事があります。
近所のおばあちゃん達がこぞって髪を整えにくる美容室。そこでたくさんのおしゃべりなおばあちゃんが話した住民たちの情報をイシカワさんから収集して帰ってくるのです。そして、金曜日の朝それを教えてくれます。
私はこれをイシカワ砲と勝手に呼んでいます。
「〇〇さんが家から出てこんし電話にも出んけど電気はついとるから体調崩しとるっぽい」
「〇〇さん家に孫ができた」
「〇〇さんが死んだ」
などなど。
私は顔も名前も知らない人達なので、正直興味はないのですが教えてくれます。
でもイシカワ砲のおかげで、2週間ほど来てない常連さんの情報を得て安否を確認したり、久々にお店に来たらみんなで治って良かったねー！って喜んだり出来るので、役立つ事もありました。
いろんな情報が回ることに良いこともあるけど、たまに噂が巡り巡って全く違う話になってることも多々あるみたいなので、自分も気をつけようと思います。
読んでくれてありがとうございました。
「わ」がギャルい