身寄りなしの方の支援について
まだまだ不慣れでよくわからないことを書いていますが、読んでいただけてることに感謝です。他の方のものも読ませていただきましたが、とても勉強になります。
今回は『身寄りなし』。前回困難ケースの話をしましたが、その代表が『身寄りなし』のような気がします。ソーシャルワーカーとして仕事をしていると必ず関わると思いますし、最近増えたと思います。私が就職した直後は今より少なかったと思います。これは私の感覚であり、今とは職場も違います。以前勤務していた精神科病院は、『身寄りなし』の方が入院すると病院が潰れてしまうのかというくらい病院中が大騒ぎになった記憶があります。
『身寄りなし』の方は、ソーシャルワーカーが頑張って家族が見つかるのか?ソーシャルワーカーが家族の代わりができるのか?
それはできません。身寄りがなく、支援が必要な患者さんのために何ができるかを考えていかなければなりません。もちろん『身寄りなし』でも問題ない方もいます。普通に退院していく方もいます。支援が必要になる方は、『身寄りなし』プラス何かがあるときです。状態が悪く意識が戻らない方(高次脳機能障害なども)、所持金なし、キャッシュカードを持っているけど引き出せない。こういったケースは珍しくないし、対応することも多いです。他職種から『退院できるかソーシャルワーカーさん次第だね』と言われます。しかし他職種から社会的な背景がある方はソーシャルワーカーがなんとかできると思われていますが、できないことだってあります。他職種や他機関から「治療の同意は誰がする?」「おむつや日用品は誰が買うの?」「まだ転院決まらないの?」「DPC2期越えるよ?」「転院の受け入れをしてほしいなら誰でもいいから連絡つく人を作ってください」「っでまだ退院決まらないの?」等と言われて色々なところから言われて辛くなることもあります。でも患者さんのためにやるしかないと思って頑張ります。頑張った結果うまくいけば嬉しいです。誰のために支援をしているかと言ったら患者さんのためですが、ソーシャルワーカーもうまくいけば嬉しくなります。今私が教育担当している後輩も『身寄りなし』の方の対応を頑張っています。これを乗り越えるとまた一つ成長につながると思っています。
私も一緒に考えるので頑張っていきたいです。
今回も読んでいただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。
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