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宗教や信仰についての雑記 #189

◯ノック

先日、ドアをノックする回数について話を聞きました。
日本の職場ではノックする回数は3回が一般的だそうです。しかし、世界スタンダードでのノックの回数は、
ノック2回:トイレ
ノック3回:家族・恋人・友人など親しい相手
ノック4回:礼儀が必要な相手
とのことです。
今後、外国人の来客があったときなどは注意が必要なようです。

一方、ドアをノックするということは社会生活のマナーや文化だけでなく、そこには、境界線と尊重、コミュニケーションと協調、可能性と不確実性、主体性と受動性、といった含意もあるようです。
それらのことには、眼前には見えない他者の存在にどう対峙するのか、という問いがあるような気がします。

また、宗教的な観点からは有名なのは、「門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。 だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」という聖書の言葉でしょう。

この門をたたく者は、何を求め、何を探しているのでしょうか。それは人により様々なのでしょうが、多くの場合それは、自分が存在する意味、世界が存在する意味、「自分はここにいていいのか?」という問いの答えなのではないでしょうか。
言い換えればそれは、苦悩の意味への問いであり、生きる力への渇望でもあるような気がします。

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