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宗教や信仰についての雑記 #143

◯「苦歴」

先日、「人生の履歴書」には学歴や職歴の他に、「苦歴」という欄があるという話を聞きました。
そして、我々が人生を終えたときに渡す「人生の履歴書」を見る方は、学歴や職歴には目もくれず「苦歴」の欄を見るといいます。

企業や団体の採用担当者は、履歴書の学歴や職歴を見て、その人がどのような知識や技能を持っているのか判断します。それにより採用か不採用かを決めます。
一方、「人生の履歴書」を見る方は「苦歴」を見て、何を判断するのでしょう。

悪いカルマがどれだけ消化されているのか、あるいは魂がどれだけ浄化され成長しているか、そのようなことを判断するのかもしれません。
そしてそれにより、その後の行先(天国か浄土か来世か、どのようなものかはわかりませんが)を決めるという考え方もできるでしょう。

今生きている中で出遭う様々な苦悩も、何一つ書き漏らされることなく、この「苦歴」の欄に記されていて、それが掛け替えのない財産となってゆくのだと思うことができれば、それが苦悩に耐えて、苦難を乗り越えてゆくための力となり得るように思うのです。

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