宗教や信仰についての雑記 #263
◯レポート
ネットやテレビを見ていると、様々なところから、様々な事柄に関して、調査や研究の結果をまとめたレポートが公表されいるのをしばしば見かけます。
レポートという言葉を聞くと私は、学校でのレポート提出を思い浮かべてしまいます。私にとってはなかなかたいへんな作業でした。
レポートを書くということは、ただ単に情報をまとめて伝えるというだけでなく、それらの情報の中から本質的な物事を見極めて、新たな知識を構築することでもあるそうです。
またそれと同時に、様々な情報を自分なりに解釈して、自分の考えをまとめることにより、自分自身を振り返ることでもあるようです。
つまりレポートを作成するということには、社会と関わり貢献することと、自己の成長や自己超越と、大別して二つの意味があるとのことです。
そう考えると、我々が生きているということは、日々レポートを提出していることでもあるようにも思えてきます。
我々は日々、何かしら世界と関わり、世界を解釈し捉えています。そんな日々の認識や思考や言動が、形のないレポートを提出していることになるのではないでしょうか。
ではそのレポートの提出先はどこでしょう。
社会か、世界か、宇宙か、それとも何か大いなる存在か、それは人それぞれなのかもしれません。
いずれにしても、日々自分がレポートを提出していて、それが読まれ評されていると思えば、何の変哲もない日常にも、張り合いが感じられてくるのではないでしょうか。