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宗教や信仰についての雑記 #278
◯台風の大型化
近年、台風が大型化しているという話を聞いたことがあります。その原因としては、地球温暖化により大気中の熱エネルギーが増加したことが、可能性として考えられるとのことです。
そして今後温暖化が進めば、台風はさらに大型化することが予想されるそうです。
宗教的な観点から観ると、嵐は神の怒りや人間の心の乱れを表しているとよく言われます。
もし台風の大型化の原因が地球温暖化であって、その温暖化の原因が人間の活動による温暖化ガスの排出によるものであるならば、それは人間の際限ない欲望の当然の帰結だとみなすこともできるのではないでしょうか。
嵐が神や怒りや人間の心の乱れの表れというのも、あながち単なる神話や比喩表現にすぎないとも言えないのではないかとも思えます。
これ以上の温暖化を防ぐためには、再生可能エネルギーの開発が急務だということもよく言われます。
でも現在の太陽光発電技術では、原発一基分の電力を得るのに山手線の内側ほどの面積が必要とのことで、あまり現実的だとは思えません。
ならばいっそのこと宇宙空間に大規模な太陽光発電施設を造ってみてはどうでしょう。実際にそのような構想はあるそうなのですが、そこで発電した電力をどうやって地上にまで送電するかが技術的なネックとなっているようです。
もしくは台風が大型化しているならば、その台風のエネルギーを利用できないでしょうか。
実際に「垂直軸型マグナス式風力発電機」という「羽のない風車」を用いた発電や、海流発電、海洋温度差発電といった技術も研究されているようです。
ただそれらには、施設の耐久性、台風の発生や進路の予想の精緻化、塩害への対策、生態系への配慮などといったことがネックとなっているようです。
地球温暖化はグローバルな問題で、特定の国や民族が互いにいがみ合ったり戦争したりしている場合ではありません。
為政者が国内の問題から国民の目をそらせて一致団結させるため、国外に敵を作るということがこれまでの歴史の中でしばしばあったそうです。
それを逆手に取って、地球温暖化や異常気象などといった「敵の脅威」に人々の目を向けさせて、それへの対処のために人類を一致団結させることはできないか、というのはやはり夢物語なのでしょうか。
それが人間の心の乱れを抑え、神の怒りを鎮めるひとつの方法のようにも思えるのですが・・・。