【学級経営】「場を清める」を大切にするクラスにするために②~掃除編~(大勢の生徒がやらない場合は?)
前回、次のような記事を書いた。
今回は、年度途中などで大勢の生徒が掃除をしない場合を考えたい。
パターン1「改めて時間をとって、掃除の大切さを語り、再スタートする」
年度の前半や、生徒が教師の聴く耳をもっているけど、掃除がだらだらしているという場合は、ある程度時間をとって、語りや学級通信で掃除の大切さを伝えて、リセットした状態で取り組むと良いだろう。
その時に前回の記事(最初に紹介した記事)の手順にそってやっていくといいだろう。
しかし、年度の後半や、生徒が教師の聴く耳を持たない場合は地道にやっていくしないと思う。
どのように地道していくかと言えば、とにかく教師が生徒の何倍も動いて、しっかり取り組んでいる生徒をしっかり褒めて(口頭でも、学級通信でも、交換日記でもいい)、そのような望ましい行動をしている生徒を増やしていくことだ。
やはり、掃除ができないクラスは残念な状態だろうし、
他の教員からも、色々と批判されることもあるだろう。
でもクラス全体で掃除ができなくても、命までとられることはない。
それならば、しっかりやっている生徒に目を向けて、認めていくことが大切だ。
さりげなく「ありがとう」だけになってしまってもいい。
でも、そうやって認めていくことで、頑張っている生徒の人格の中に、「掃除に取り組むことは大切なんだ」という価値観を強化することができる。
ただ、まだ今年度は始まったばかりだ。
できれば、一度、掃除の大切さを語り、リセットした状態で改めてシステムを確立して、掃除の質を高めていくことをおススメする。
いつか「クラス全体のの整理整頓」についても記事を書きたいと思う。