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行政に声を届ける方法たち(簡易レビューあり)

仕事をしていて面白いサービスに出会った。行政に自分の意見を届けることができるサービスである。どのサービスかは機密なので公にはできないが、政治家や省庁に自分の声を届けるシステム複数見つけたので以下に紹介しておく。

最近青信号の横断歩道を渡っていたところを信号無視してきた自転車に突っ込まれたばかりだし、ちょうどこういうサービスを探していたところだったのである。


PoliPoli Gov

こちらはアイディア募集型のサービスとなっている。市区町村や省庁が「より社会を〇〇にするためには?」「〇〇の良い活用方法は?」などのテーマを投げかけ、それに対してアイディアが遅れるというもの。ユーザーが投稿したアイディアにはいいねやコメントをつけることも可能になっている。トピックの進捗や結果報告もサイトから確認できる。
会員登録をすると行政から新たな相談トピックが立った時に通知を受け取ることもできる。「行政注目の意見」に選ばれると意見交換会に参加することもできる。

issues

こちらはPoli Poli Govとは違った観点で「くらしの悩みを相談」できるサービス。各トピックに対して「賛成」か「反対」の票を投じることができるシステムになっている、利用には郵便番号の登録とログインが必要。よって自分が住んでいる自治体に対して要望を出すこともできる。使ってみた所、トピックは地域ごとに分けられているものがあり「このトピックは以下にお住まいの方専用です」といった記載があるものも。そちらは投票はできず、ボタンがグレーアウトしている。また対象のトピックでは「賛成」「反対」を選択するだけでなく、任意で体験談を匿名で投稿することもできる。
自分の投票したいトピックが見当たらない場合はGoogleのメールフォームから取り扱って欲しいテーマをリクエストすることができる。

デジタル庁

こちらはデジタル庁がまとめている現在意見募集中の政令、政策やサービスを集約したものになっている。郵送で意見を送ることもできるが、ネットから送る場合は各トピックごとにリンクが貼られており、パブリック・コメントを投稿することができる。

行政相談

こちらは総務省によるもので最もアナログな方法で、ネットに疎い方でも使いやすい行政相談。電話と相談窓口での受付のほか、インターネットによる受付もある。インターネットから相談する場合はメールアドレスの登録が必要だ。
早速ネットでの受付をしてみたところ、まずメールアドレスを登録すると相談内容等入力ウェブページのURLがメールで送信されるので、そこをクリックすると回答フォームが開く。居住地(都道府県)、本名(匿名での扱いも希望できる)、相談内容を書いておしまい。

簡易レビュー

今回初めて実際にこういったサービスを使ってみたが、どれも意外とお手軽だった。自分の意見がまとまっていたり、具体的な経験談があるとより書きやすいだろう。issuesからはこの投稿を書いている間に、早速賛成票を投じたトピックに対して区議に声が届いたとメールが来た。なかなかのスピード感である。
パブリックコメントは少しハードルが高かったのでコメントはしなかったが、デジタル化の流れで政治参加のハードルが低くなっていってるように思う。こういったサービスが広く知られて、もっと声が集まれば、国を、何より私たちの生活をより良くすることができるのではないだろうか。一時期流行った「ツイッターデモ」なんかよりずっと意義のあることだと感じた。

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