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地元で日本人の店が不法就労で摘発された話
私の地元の隣町には日本人街があった。そこには評判は、まあ、可もなく不可もなくなごく普通の日本食レストランがあった。私たち家族もたまに行っていたし、特筆するような点が本当にない、普通の店だった。しかしある日を境にシャッターが降りたままになった。
父の話によると就労許可のない日本人を雇っていたことが入管にバレて営業停止になったらしい。ちなみに現地の滞在許可証には労働可否の記載があるので「知らずに働いていた」ということはまずあり得ない。後に聞いたところ、店員に労働許可が出ていないという話は日本人コミュニティ内では知られていたらしいので、誰かが通報したのかもしれない。しかし労働許可がなく働いている日本人とは、その雇われていた人たちはなんだったんだろうか…学生だったのだろうか。今だに何者だったかは知らないし、その後どうなったかも私は知らない。個人的には所得税を全回収した上で自費で強制送還だといいなあと思っている。
日本では「不法就労」というものは中国人やベトナム人、その他近年増えた移民がやってるイメージだが、ご心配なく。日本人でも海外でやっている輩がちゃんといます。
不法就労ってどこも珍しくないわけだが、私の地元では一回やらかすと基本的には雇い主の責任とみなされ、二度と店舗の営業許可が出ないこともあるのだ。つまり店をやっていた人はもう自分で店を経営することはできなくなる。
一方でこれはやり直しがきかないということでもあり、自分が経営を諦めて雇われるか、オーナーになってくれる人を見つけるしかないということである。結果的に若い人にポジションを譲ることになるからいい感じなのだろうか。そこはよくわからない。
最近日本国内にいる不法難民の問題もあるようなので、ちょっとこんな事件も思い出した次第である。難民の話はまた日を改めて。