サウナブームの波 〜笹塚 マルシンスパ〜
はじめまして。サらりーまん♨️です。
都内勤務の20代会社員です。
趣味はサウナ巡りで、東京・神奈川を中心にじわりじわりと新規開拓中です。
私がサウナにハマったのは、2018年頃でした。
きっかけは、笹塚のマルシンスパです。ドラマ『サ道』にも登場したことがあり、サウナ好きであれば知ってる方が多いのではないでしょうか。
当時私はマルシンスパから歩いて10分くらいのところに住んでいました。サウナブームのサの字も知りませんでしたので、ただただ近くにある銭湯に行くくらいの気持ちで足を運んだんです。
浴室の中に入るとお風呂と水風呂が1つずつ。いずれもオトナ数人分くらいの大きさ。というか水風呂の方がデカい。
「あれ!風呂に入りに来たんだけど、お風呂1つしかないのか…。」(当時の私は水風呂なんて絶対入らない、ありえないと思ってる人間でした)。
ちょっとガッカリしていると、視線にサウナ室の扉が飛び込んできました。
「せっかくだし入ってみるか〜」
これが私とサウナの出逢いでした。
サウナ室に入ると、でっかいストーブに、差し込む陽光、流れるリラックス音楽、汗だくで寝落ちするおじさん、何もかも新鮮でした。
カラッカラのあっつい空間で、いかついおじさんたちが我慢比べしてるとばかり思っていたので、イメージと違うなーと。
とはいえ、サウナに慣れてない私は、3分くらいが限界で飛び出しました。そして今では信じられないのですが、水風呂に入りませんでした。手と足に水をかけるだけです。サウナの後は水風呂という流れも知りませんでしたし、何より水風呂は怖くて入れませんでした。私が水風呂に入れるようになるのはもっとずっと先の話です。
水風呂を華麗にスルーした私が向かったのは、脱衣所を経由していくテラスです。確かビルの10階くらいだったかな?風がよく吹いて、京王線の電車が走ってるのを見下ろすことができます。
初めてテラスに腰を下ろした私は衝撃を受けました。「サウナであつあつになったあと、外に出るとこんなに気持ちいいのか…」と。
この経験がきっかけとなり、私は月数回のペースでマルシンスパのサウナに入るようになりました。相変わらず水風呂はスルーでしたが。
そしてある時からサウナ室の前に行列ができるようになりました。裸のおじさんが3人くらい、サウナ室の前に並んでいるのが普通になってきたのです。
「リラックスしに来てるのに並ぶのはちょっとなぁ〜」なんて思いつつも私は通い続けました。
初めてのオロポも、マルシンスパでした。
月日は流れ、結婚することになり、都内の別の場所に引っ越しました。マルシンスパにも行きづらくなり、行かなくなりましたが、本格的なサウナブームの波に飲み込まれ、新規開拓をするように。
ある時、久々にマルシンスパに行きたくなり、1年ぶり?くらいに休日に行ってみたんです。そしたらなんと、店外まで行列が溢れて入館待ちに!
「え、ウソ…」と思い、私はそのまま建物を去りました。
気付けば、世の中は空前のサウナブーム。
マルシンスパに限らず、人気店は入館待ちになることも珍しくなくなりました。
その日私は近くの別の銭湯サウナにも行きましたが、そこも入館待ちだったので、結局諦めました。
サウナがブームになるのは嬉しいものの、いままで普通に入れていたサウナが激混みになってしまうのは、ちょっと寂しかったですね。普通に入れていた、サウナーではなかったあの頃がいかに幸せだったか、思い知らされました。
後日平日の昼間に時間を作って行ったところ、普通に入ることができました。それでも少し混んでいましたが。すっかり水風呂にも入れるサウナーとなっていた私は、そこで初めてマルシンスパの水風呂へ。そのあとのテラスの気持ちよさは言うまでもありません。
サウナの魅力を教えてくれたマルシンスパに、サウナーとして成長?(水風呂に入れるようになっだけですが)した姿を見せることができて、感慨深かったですね。
マルシンスパ、また時間を見つけて(多分平日の昼間に)行きたいと思います。