【αメイルがモテる】というマインドの愚かさについて
ある群れの中での序列が高いオスを意味する、αメイルという単語を目にして、あなたはどういう男性像を思い浮かべるだろうか。
外資系企業に勤めてそうなツーブロックハンサムスーツガイ?あるいは、NTR系の作品に出てくる金髪高身長マッチョだろうか?
そして、そのような男性がモテることに、きっと何の疑問も抱かないのだろう。
声を大にして言おう、その考えは間違っている!
私はそういうキャラクターが登場する作品を、まぁ、嫌いではなかったりするのだが、それは別として根拠を述べさせていただこう。
根拠1:そんな奴は嫌われる
人間は狩猟採集民族としての歴史が長い。斧を持ってサバンナを駆け回っていた時代から現代までの間で、脳の構造はほとんど変わっていないとされている。
そして、狩猟採集民族は基本的に平等社会だ!一人だけが無条件で得をすることは忌むべき行為とされている場合すらある。
要するに、日本猿と日本人では社会性に違いがあるため、αメイルという猿山の価値観をそのまま当てはめることが出来ないのだ。
根拠2:マンモスハンター
人間はチームワークと武器を扱う器用さで巨大な生物を狩っていた。例えば、身長190㎝の男と、160㎝の男がいたとして、どちらが狩りに貢献できると思う?
私は、ほとんど変わらないと思う。マンモスの体重は大きい個体だと20tらしい。マンモスから見れば人間の個体差など目くそ鼻くそに違いない。
体の大きさより、罠を仕掛ける技術・作戦立案&実行・精神力・判断力などの要素が大きなウェイトを占めていたに違いない。
体はデカいが嘘つきで信用ならない男など本来なら村八分にされていたはずだ。そして、女性にも嫌われていただろう。なぜなら、偉大なる祖先たちの仕事は金を稼ぐことではなく、命懸けで自分の群れを存続させることだからだ。
それが出来ない男など相手にされる道理が無い。
長ったらしく根拠を述べるつもりはないし、読者諸君にも私の言い分は伝わったと思う。
「でも実際、αメイルっぽい輩はモテてるし…」
OK、私の考えを述べよう。
精神的去勢
私が読んだ、とある心理学に関する本の中で、このワードがほんの数回だけ登場した。しかしながら、この五文字は私の脳裏に強烈に焼き付いた。
言葉の意味は単純明快、自分の中の男性的欲望を無意識の内に封じ込めてしまっている事を指す。
ジャニーズアイドルや韓国の男子を見た時、「へっ、こんな弱っちくてキノコみたいな髪形してる男がモテるのか?世の中は狂ってる!」
こう思う男性は多いし、実際私もそういう所がある。
しかし、この考え方こそが精神的去勢に他ならない!
なぜそうなるか、理由が気になるか?ならば私に一杯、缶コーヒーでも奢ってくれ。
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