無駄の研究 走る子ども
子どもは走る。低年齢ほど走る。小学校の廊下はさながらF1サーキットである。ぶつかること間違いなしの方向にハンドルを切ってきちんとギリギリ交わしていく。すごく不思議なのは、子どもって左右を見たとき広く空いている側より、狭い方を選び、そして一度選んだらそこがたとえふさがろうともそこ目指す初志貫徹型がとても多いことです。ここでぶつかるのはいわゆる勘の鈍い人間だ。昨今は集団で確実に危険視されている人間もぶつからないことが多い。その子を見た瞬間にみんなが避けていくからである。さながら