マリエ

とにかくただ書きたいことを書いていきます。

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末期ガンの父〜誰のための入院

2024年9月20日、息苦しさから診察を希望した父は主治医の判断でそのまま入院となる。 その日は自分で片道30分の道のりを運転して受診したのだ。 入院と言われてからまた自分で運転して帰宅し、自分で入院準備をし、非常勤で講師勤めていた大学へ引き継ぎの段取りを行い、そして妹と母に付き添われて妹の運転で病院へ向かった。 その父が私に電話をくれたのは、入院8日目。 最初の2,3日は食事も取れていたのが吐いてしまうようになった。 今は絶食。 抗がん剤はもうできないから緩和ケアに移

    • 末期ガンの父と、食卓

      父が2023年10月に大腸ガンからの腹膜播種で余命3年と言われてから1年半が経つ。 抗がん剤治療は副作用がつらかったようで、間隔を空けて少しずつ治療をしていた。 抗がん剤での副作用は手足のしびれと味覚症状があった。 食べることが大好きな父にとっては味覚症状がつらかったようだ。 「皆と同じものを食べ、食卓で笑い合いたい」 そう電話で話してくれた。 抗がん剤を休んでいる期間の体調の良さそうなときに私は子どもたちを連れて長野から新潟まで帰省した。 父と同じ食卓で、子ども

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