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自分の最期を決めている話。
皆さんご自分の最期って考えた事ありますか?
わたしは7月の夜に死んでしまうと、決めています。
なんで7月?なんで夜?
これには、養蜂を始めるまで知らなかった素晴らしい香りが関係しています。
夜の花の香り
わたしの家族は今、道内に散らばって暮らしています。
夫の借りているアパートは道央、わたしは道北に住んでいるので、何か用事があって合う時などは週末、仕事が終わってから道央に向けて運転して行きます。
だいたい自動車で片道4時間半かかる道のりですが、2週間に一度の割合で車を走らせます。
道中にニセアカシアの木や、シナの木がたくさん生えている地域が点在しているのですが、夜にはびっくりする程の花の香りがするんです。
窓を開けて運転していると、うっとりするくらいに良い香り。
こんな香水あったら買う!と思います。
でもこんな香水をつけて仕事をしたら、みつばちを刺激しまくりで刺されるかもしれません笑
仕事に向かう時はハンドクリームの類まで香りを気にします。
養蜂を学び始めるまでは、夜の外がこんなに良い香りになっているなんて知らなかった!
師匠に伺ったら、花の香りは夜の方が強く香るみたいです。
もうこの香りの中で果てたいわ。
北海道では先にニセアカシアが咲いて、その後シナの花が咲きます。
どちらもとっても良い香りです。
ニセアカシアは、フレッシュなジュースみたいな香り。
シナは、ものすごく高級な、いいお酒みたいな濃厚な香り。
例え下手かな。
シナの花が咲くのが7月頃です。
この花が終わる頃、わたしの居る地域では、売り物になるはちみつが採れなくなる。と、師匠は仰います。
その後は色の濃いはちみつが集められ、味わいもクセが強くなります。
あぁ、この花が今年最後かな、と思うから余計に思い入れが強いのかもしれません。
綺麗な星空の下、この香りを嗅いでいたら、「このまま果ててもいいな。」と、思う位。
と、まぁそれだけ好きな香りだから7月の、香りが強い夜に最期を迎えたいってだけの話なんですけどね!
あ、でもあと10回はこの香りを楽しみたいんで!
自分の事業をちゃんとした形にして、残せるようにしてから。です。
そこも決まってるんで。
シナの花の写真持ってないかなって探しましたが、無かったので見出し画像は良い香り代表のバラの写真にしました。
この苗はプレゼントしていただいて、育てています。
じぶんではオレンジ色はきっと選ばないと思うから、このバラを見るたびに新鮮な気持ちになります。