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ネガティブケイパビリティと遺伝子

ネガティブケイパビリティという言葉がこれまでの日本の会社員全体の事を肯定してくれてるのかな?と、
気になって、
走り読みですがいくらか本を読みました。

そんな単純でもなかったけど、
日々いろんな事に振り回されながら、 「マジかー、まあちょっと待てしかし」
とか言いながら対処している者にとっては励みとなる内容でした。

確かに「寝かせる」と良いことがあり、
それが可能かの見極め具合や、寝かせ具合に腕が出るんですよね。

あと、私が実は生物系の事もちょっと関わって、遺伝子地図を自分で手計算して書いた世代なのですが、
前世紀の生物学の歩みこそが、
ネガティブケイパビリティっぽいと感じました。


目の前の生き物がなんでそうできているのか、
なぜ生殖という大仕事できるのか、

動く機械が作れるのに、生き物がどうして動けるか分からないまま何世紀も耐えに耐えた人類。


どんなに理屈に合わなくても
「でもそうなんだよな」
と受入れ、都合よい想像を取っ払い

執念で真相になんとかしてにじり寄った
前世紀人ってすごくないですか?

賢い人ほど、絶対あれもこれも意味不明で気持ち悪かったと思います。

ネガティブケイパビリティってこういう感じなのかな?
と、勝手に理解しちゃいました。

私も前世紀生まれだし、遺伝子上の発見がバンバン出るたび驚いてたのですが、
どれも意外な真相すぎるんですよね。

その感覚は、今世紀生まれの人にはもう分かんないんじゃないかな?と思います。

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