フワッと浮いたよ
最近、noteを書くと、主人の事を再評価したくなります。
恥ずかしくて下書きに残りっぱなしですが、
見返すとどうも意味がわからないので、せっかくの休み、まじめに取り組む事にしました。
まず、印象的でやっぱり好きだなー、と思ったのは、以前書いた
うっかり主人を体術でふっ飛ばした時の、飛ばされた後のセリフ。
怪我がなくて良かったものの、
ドアにしたたかにぶつけてしまい、さすがに怒るだろう、
と、瞬時に悪い想像ばかり浮かびながら
「やだー、飲みすぎよー」との無理矢理の責任転嫁を、
「あれー?なんか体がフワッと浮いたよー」
と受入れてしまい、「フワッと、フワッとね」
と繰り返すのが、ホッとしたのと相まってなんだかとても可愛らしく、
(ただの酔っ払いですが)
一生この人を大事にしよう、
と思ってしまいました。
なんかいい意味での鈍さ加減が最高でした。
この話は本人に対しては一生言わないつもりですが、
娘が見てて、「父さん なにやってんだ」となってたので、名誉の為に娘にはネタばらしをしてます。
だから伝わってるとは思いますが、過去の事は、
「今問題がなければ怒るのは無駄だ」、
と考えるから問題無い人、であるところも好きです。
また、私の気になる事を蹴散らす所も好きです。
小じわが気になっても「見えん」
汗臭くないか聞いても「鼻がきかん」
私が病気になっても
「丈夫だから問題ないでしょ」
口が滑っても「聞こえてない」
仕事で参ってても「言われても」
客観性なんてサラサラなく、
いつもなんのひねりも無く、
を貫いていてくれるのが、
結果オーライ。
色んな事に自信のない私にとって、
その鈍さは本当にありがたい。
私がもったいなくて食べ物を一度に食べきれないのもうるさく言われず、
たとえ拒食症になっても過食症になっても、相当太らなければ気づかないだろうと思える点も、良い。
たしかに鈍さびっくりエピソードはあるけど、そこは怒りが残ってません。
例えば、
私が声も出ないようなぎっくり腰になった際、夏に半日放置されて熱中症にされた上に文句を言われたし、
最初の子供の出産途中で趣味に出かけてしまい、がっつり遅れ親戚に呆れられたり、
次こそはと散々言った甲斐があり、破水してからの病室待機に間に合った、
と思ったら、
いきなり缶ビールを開けてからのいつもの晩酌をベット横ではじめ、
スルメと万城目学先生の本をすすめられた私は、
酔っぱらいのいびきがうるさくてウトウトもできない横で、
真夜中に痛がりながら "鹿男あおによし" を読了しました。
挙げ句、出産直前に叩き起こすと、
「おしりが痛いって言うの面白い」と横で笑いを噛み殺してるだけ。
多分常識人ですが、
私に対してはかなり雑。
ただ、出産DVかという流れで、
産後2ヶ月で仕事にフルタイム復帰せざるを得ず、上の子も小さくて、親族サポートもほぼなし、という地獄の時期に、
主人は週4+αで趣味に出かけていて、
夜や休日に不在、帰り道で缶ビール開けて、帰宅即焼酎で仕上げて寝る、だった頃は、
さすがにどうかしてたと思います。
その理由を問い詰めると「なんか大丈夫そうだった!」としか言えないのに、
「そんなわけあるか!」となってたけど、
それでも、最近は本人がそんなやりとりすらも忘れてきているので、とぼけ勝ち。
怒りの持ち方を学んでこなかった私の弱みに付け込まれた気はするのですが、
今では遠慮なく怒らせてくれる感じが良くて、
むしろプンスカと、怒る度に愛着が湧いてしまいます。
ここまで書いて、
やっぱり客観的には意味がよく分からないですが、
主観はよくまとまった気がします。
多分、この人と居ると、
「私悪くないんじゃない?」
と思えるだろうという、謎の信頼感がいいのでしょう。
メンタル(向こう)とフィジカル(こっち)の強度の違いを活かした共依存なので、
助け合いとも言うかも。
ただし、こういう立ち位置でこそ、
被害者としての変な自信を持ったり、
他で世の中への不公平感を埋め合わそうとしそうだな、とも思い、
自分の気の持ちようには注意しておきたいと考えます。
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