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寝る前反省会の行く末

子供の頃の私は随分クヨクヨする方で、
寝る前に、1日を朝から順に鮮明に思い出して、
上手くできなかったな、と反省していました。

「ああすれば良かった」「こう言えば良かった」という思いが全部蓄積。

1週間前のことも一ヶ月前のことも全部並列並行なので、要素過多も甚だしく、

1年1年がボリューミー過ぎて、
この先何十年という人生なんて、やりきれる気がしなかったです。

結局社会人になったら、
言動の不一致などは万人に共通で、さして問題にならないという事実に直面し、
イライラはしたけど、最終的に気楽になりました。

しかし、クヨクヨしていたおかげで
役に立ったり、今になって思い出が楽しめる面もあります。

例えば、
"大学のキャンパス内のきつい坂道を登るリヤカーの、
曳き手の力が足りず、坂道を人ごと転がりだした瞬間に、
当時の彼氏と一緒に飛びついて止めた"

みたいな感じのことがちょいちょいあって、
娘には「盛ってる」とか言われますが、

おそらく、

過去の反省を元に、
なにか起きそうなら注視して

事前にフラフラーっと近づいて、
いざなにか起きたら体が動くように作り込んでたから、

「事故ったリヤカーを見た」
だけで終わらず、

変なエピソードが出来がち、
なんだろうと思います。


あとは小柄を活かして、
「おずおず」と、ネコのように近づいて警戒されずに声をかける、
という、
オズオズ能力も身につけたので、
幅が拡がりました。

それ以前に、
皆さん忘れたり、
良くある事、と脳内補正や消去をしているだけで、
どの人も自覚よりも変わったエピソードをお持ちだと思っています。

私は反芻し苦悩した分忘れないので、
今思い返して面白い!とか、
小さい私健気か?
とか楽しめており、
得したように思います。

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