異国語混じりの遠回り
今でもやっぱりそうなのでしょうか?
私が大学にいた頃、
海外での研究活動から戻り、教鞭をとっていた先生方は、
日常会話でも、英語をはじめとする
外国語を使いがちでした。
どうしても日本語だとニュアンスが違ったり、概念がなかったりする言葉は仕方ない。
こちらが勉強しないと、と努力してはいましたが、
例えば「肝臓の大きさってね」みたいな流れで
「リバーはね、」とか言われると、
「あ、英語liverね、レバーね、
焼肉ジュウジュウ」
と、毎回いちいち焼肉まで思い出してしまってました。
ほぼ外国語なら分からないだけですが、
完全日本語の会話に混ぜ込まれ、
また、カタカナ言葉を使うビジネスパーソンとかと違って気負いがないから、
かえって
「ちょっと待て、なんか入ってたよ」
みたいな注意力が必要でした。
そして、英語ならまだしも、ドイツ語で
「ネルフェン・nervenがうんちゃら」
とか言われ始めると、
「ニューロン的な流れ?
あ、ネルフ・NERVか。
神経的な感じで合ってそう。
(神経質なキャラをイメージ)
♪ざーんこくな天使のテーゼ♪」
まで、いく感じで、
とっても遠回りでした。
まあ、私もこの年になると実感として、
脳の引き出しが上手く開かなくて、
似たような他ジャンルの単語でしゃべってしまったりするので、
先生方も意図せず切り替えが上手くいかなかったのかなあ、と思い始めました。
しかしおかげさまで、少しは外国の単語は増えたので、
良かったとは思っております。
ただ、後遺症で、
焼肉屋さんで
「あ、リバーだ。ヘルツだ」
と、思ってしまうのは、
なんとかならないかなあ、です。