宇宙戦艦ヤマト ヤマトよ永遠に(映画館感想)
昔はしょっちゅうテレビでも放送してくれていた宇宙戦艦ヤマトの映画版。
当時贅沢と思いながら、封切りで映画館で観ました。
見上げたのがまず思い出。船が大きいし。斜めに行くのナイスですよね。
私は映画館の思い出だけでなく、電車に貼っていたサーシャの映画ポスターも思い出します。「永遠」の意味を初めて知り、カッコいいと思いました
そしていきなり結論、何十年も思ってたこと!
サーシャさん死なすのはいくらなんでもひどくないか!
松本零士さんの儚い用ヒロイン枠は、ネタバレとか無意味に、登場の瞬間、「あっ」と分かるとはいえ、
・まだ数年しか生きてないピヨピヨの
・前作で地球の為に亡くなった2人の忘れ形見の
・主人公の親戚の
・ヤマトクルーに大した思い入れがあるはずもないのに、ただの働き者の
・希望の証みたいに赤ちゃんの頃を見せられてた
そんなお嬢さんを、さすがに殺さないよね!と観ながらハラハラしてました。
なのに大人ってひどい。
最後のスターシャさんに抱っこされるシーンがなければ、ぜったい怒らない子供だった私でも怒ってました。
まあ、お母さん迎えに来たら仕方ないか、とは思えたけど。
サーシャさん自身は少しわがままに見えたけど、個人の好き嫌い以前にこの展開は間違っている!
と、鑑賞後、電車のポスターを見るたびに憤った気持ち。
しかし、今となってはも死ぬべきでない人すら死ぬ悲劇こそが戦争のリアル、だと理解しています。
戦前生まれが作った話は慎んで受け取るべし。
アニメに描かれたたくさんの、理不尽かつ悲しい死が、それを避けようと努力する原動力になっていくよう、
この際どんどん悲しくは、しちゃっていいんじゃないかな?
一番悲しい、極限の場面を誰かに教えてもらいたいです。(やけくそ)