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女性が働く現場で学ぶ、"嵐" 組織論

2000年を少し過ぎた頃、正社員の小娘として、主に年上の、女性パートタイ厶勤務の皆さんに助けて頂きながら仕事を進めていました。

お昼ご飯の時も、皆さんの話を楽しく聞いて、
色々家庭の事とか教えて頂いていたのですが、

その中で、
とても話が盛り上がっていたのが、
アイドルグループ 嵐 の話でした。

「いや、嵐は違うのよ。誰とかじゃなくて、みんな良い。関係性が良い」
と皆さんが言い、

「そうか、違うんだ。関係性が」と思いつつ、
パートの皆さん内でDVDが飛び交い、
どんどんファンの輪が広く強くなっていくのを「おおーっ」と見ていて、

しばらくしたら

ちょっとしたきっかけで嵐は国民的グループとなりました。

そして、近年でも、
組織論とか、リーダーシップ論とか言う時に、
女性の中で共通イメージとして、
大体の事が語れてしまうのが「嵐」です。


以下お恥ずかしい黒歴史ですが、

プライドのない私は、
皆さんが良い良い、と言うのなら、

年上のパートさんに対する時は、

自分の看板番組に、
芸能界の先輩を迎える、
嵐の皆さんのような雰囲気であれば
許容される部分が大きいのかな?
と考えました。

まずは傾聴。

そしてなんでも「分かった、やります」
と取り組む姿を見せつつ、
だめでも素直に受け入れ、ポジティブに活かす。
弱みを隠さない。

気遣いと人の輪を大事にした、
下手な緊張感は出さないクレバーな雰囲気。

それを目指すには、理解力の高さが肝とにらんで、影で努力もしたし、
単純な作業も、学びも、
ホイホイ、という感じでやってみていました。

今考えても、意外と難しい事を目指していたと思います。

でもまあ、私の元々の、
なんでも「そうかー」という性格と、

不器用が表に出た、
贔屓目で言うと少年的な細身のルックスは、
不利ではなかったと思います。

「もっとご飯食べなさいよ。
 仕事もほどほどにね。
 なんかできることある?」

と可愛がってもらえながら、
期待以上のご助力をいただけていました。


本当はイメージは大野さんでしたが、
あの方は想像以上に高度で、とてもとてもでした。


専門家に言わせても
「大野さんは、人が動きやすい雰囲気を出しつつ締めるプロで、
個性や能力をを引き出せる場を作れるリーダー」
らしく、

他のメンバーも、それぞれが違うリーダーのタイプとして、
とても卓越したものが有るらしいです。

それがぶつからず、
あれだけの結果を出した奇跡については、

私のような
嵐の素人が語るべきところではないでしょう。



女性が組織を考え直す場面で、
理想としてちょいちょい出てくる嵐。


どんな事があっても、
謎の信頼感を保ってくれる嵐メンバーの関係性と、

当時お世話になった皆様が、
離れた後も長く下さってきた年賀状を見ながら、

なんか、無性に感謝してしまいます。


ちなみに、
一曲くらいはカラオケで、と練習した「Truth」は、
今でも歌える、大好きな歌です。









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