拍手は減るもんじゃなし
私は拍手が上手いと思います。
卒業式とかの式典なんて、参加者は他にすることないんだし、
「今日も二の腕が細くなるわー」
くらいの気持で拍手に励んでいます。
最初から最後まで、まんべんなくどの子にも拍手を送ります。
しない意味が分かりません。
だからわりと一番最初に拍手し始めたりしてしまい、
「あれ?」となる事が多かったですが、
その場数を踏んで、
「いや、今はいける、みんなついてくる」
と、確信もってシレッといけるようになってきました。
エビデンスみたいなもの、多分。
ついでに、校長先生の話もしっかり聞いて、後で家族で内容の答え合わせします。
意外とちゃんと内容聞けてない。人の話への敬意大事だし、良い脳トレ。
でも、式典や、運動会に発表会など、はなむけや称賛の場で、あんまり拍手しない人が増えた気がします。
運動会での「頑張れー」声かけなんて、ほとんど聞かなくなりました。
スマホで撮るので忙しいのかもですが、
たくさん撮っても、代わり映えがするのか?
私は分からないので、数枚で十分。
応援しながら見てこそ記憶に残る思い出にもなるし、
ライブみたいにギャラリーにだって役割がある、と思ってます。
せっかく子ども達が勝利に喜んでいる瞬間まで、
下向いてスマホを触っている家族を見ると、
心の中で、
「そんなんだから腕が太くなって、胸鎖乳突筋が発達しないんだよー」
と、ちょっと辛口してしまいます。
拍手なんて、したりされたり。
拍手されるために出てきている人に、
心から拍手することくらい、
一応の匿名性があって、
話し上手でなくても良いなんて、
完全無欠のコミュニケーションは
そうそうない。
もしかして、そんな時すら、
自分は拍手しない選択をすべき「空気」があるのかもしれませんが、
私には分からない、と諦めました。
身体的にしんどい方もいるだろうし、私も無理が来たら今のような盛大な拍手をしなくなるとは思いますが、
できる限りは精一杯、できる形でいつまでも
人に拍手を送り続けたいと思います。
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