見出し画像

場面再生のポンコツフラッシュバルブ

昨日児童館の話を書きながら、

引っ越した直後に児童館の前を
子供乗せママチャリで通りがかり、
「児…童…館??」と、
薄れた看板の明朝体の文字を一文字づつ読み、はじめて児童館を認識した記憶が、
ウワーッと頭の中に再現されました

もう、字の薄れ具合や、
スロープの角度、天気の曇り空具合、
咲いていたノースポールの輪数まで出てきそうでヤバイくらい。

その後、主人に「ああでね、こうでね、行ってみようと思うんだ」と言った言葉の記憶まであります。

自分でも自分の記憶のストーカーみたいで、ちょっと気持ち悪い。

いわゆる"フラッシュバルブ記憶"
というものに近い気もするのですが、
それは強烈な感情が要因らしく、

しかし、私が思い出すような事はわりと何気ない思い出だし、
そもそも私の記憶はそんなのばっかりなんで、
本来の定義からはずれる気がします。

(しかし、フラッシュバルブってあれですよね、
トイレのイメージしかない)

普段から主人には、
「無益なことばっかり覚えてて、
脳リソースの無駄遣い。俺を見習え」
と、言われたい放題の私ですが、

良いんです。

多分私にとってはすっごい大事な記憶なんです!

もう多分戻らない土地の、
どうやっても戻れない時の、

自覚はなかったけど、
ちょっとしたワクワクのシーン。

思い出せて嬉しい。
抱え直して前に進みます。

くだらないで言えば、
小学2年の時にの下校時に、
「私は今見ているこのアジサイの事をいつか忘れる」
と、思いながら見てしまったばっかりに、
そのアジサイの細部を何十年も忘れられない呪いにかかっているので、

それに比べればなんでもまし。

脳リソースの余裕確認に、ちょいちょい資格も取りつつ、

まだまだ貪欲に
無駄な事、覚えて行きますよー。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?