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百科事典の中の神話

自分の中に老若男女が混在してて、
趣味は己でもよく分からないですが、
読書のベースを考えると、

物心ついたときからあった百科辞典かな?と思います。

メインで読んでいたのは赤い表紙だった記憶があるので、
小学館の学習百科事典かなと思いますが、
他にも2.3あり、
はっきり覚えているのは、LIFENatureLibraryのみ。


本当は、児童文学が好きだったけれど、読むのに追いつくほど本は供給されず、

小さい頃から仕方なく、お留守番などで暇な時は、
床にペタンと座り、百科事典を読んでいました。

スマホなんて無かったので、
小さい手で、随分と重いものを持つ目にあったものです。
時々手を切ってましたし。

正直ろくな本がなく、つまんない家だなー、と思っており、
最後には原文の古事記まで読んだりしてたので、
本当に娯楽がなく、勉強もしてなかったのだと思います。


私のお気に入りは、神話を集めた一冊で、
これはなんの勉強でもないので、
遊んでいる罪悪感すら感じつつ、

さらに多分幼いながらに今で言う中二病に繋がるなにかを感じてたのでしょう
コソコソ読んでました!

ローマだけでなく、ギリシャに北欧、中国など、
今考えると、
世界中の文化につながる教養というものなんだから、
エロ本みたいに扱って申し訳なかったです。


そんな感じで、本質が絶妙にアホなので、

本好きの親に、良いトスを上げてもらったのに、
かえって教養に溺れてはいけないと変に思い込み、

現実と格闘、という向かない道に進んでしまった自分は、
まあまあ愚かで心苦しいですが、

なんかまあ良いんじゃないでしょうか。

子供に神話の事を聞かれたら、
東西問わずなんでもこいだし、

寝る前の絵本を読むのもしんどい時、
私の中の物語を語れるので、

電気を消して 寝っ転がって 両腕とも腕枕してあげて 気の向くままの百科的なおはなし、ができ、
楽でよかったです。

今スマホに夢中の人も、
いつか、自分の言葉で語れる内容になればいいんじゃないかな、と思います。

自分の中に、古今東西があるのは、
きっと良いこと。

そう信じて、まだもうちょっとの間、
色々と「おはなし」をしてみようと思います。




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