もう いいよ
もう いいよ
もう いいの
もう。。
夜の淵で 覗き込むのは もういいと
ささやく声がする
小さく 小さく背中をかがめて
まあるく まあるく
そうして ふと空を見たら
大きな空に白い雲
ごらん
石ころのあったかさ
まあるく まあるくなって
並んでる
小さな小さな石ころもいいな
嵐が行き過ぎるまで
一緒だよ
あたたかな
風が そっと吹いて
頬を撫でていくから
もう いいよ
もう いいからね
そっとささやく風が吹く
noteの若い親友に言われた。
「もう泣いていいんだよ」
ああ
そうだった
かつて漱石が最期のとき 大泣きする娘に言った言葉。
もう 泣いていいんだよ。
あなたのやさしさが わたしを救ってくれたんだよ