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帰路にて

埋火か消え残りつつまた燃えて夕日名残りのきみの背映す

ちらちらと町の灯映す車窓にも会いたきひとの遠ざかりけり

息吸えば胸の奥より突き上げるマグマみたいなかなしみありて

疼くので手を当て抱きぬこの胸を神や仏を信じたき朝


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